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宮崎県感染症情報センター

宮崎県感染症発生動向調査2018年第43号

第20巻第43号[宮崎県第43週(10/22〜10/28)全国第42週(10/15〜10/21)]

宮崎県感染症週報

宮崎県感染症情報センター
宮崎県健康増進課
宮崎県衛生環境研究所

宮崎県第43週の発生動向

全数報告の感染症(43週までに新たに届出のあったもの)
  • 1類感染症:報告なし。
  • 2類感染症:結核2例。
  • 3類感染症:報告なし。
  • 4類感染症:つつが虫病1例。
  • 5類感染症:カルバペネム耐性腸内細菌感染症3例、梅毒1例、百日咳4例。

全数把握対象疾患累積報告数(2018年第1週〜43週)

(   )内は今週届出分、再掲

定点把握の対象となる5類感染症

定点医療機関からの報告総数は572人(定点当たり19.1)で、前週比88%と減少した。なお、前週に比べ増加した主な疾患は咽頭結膜熱と手足口病で、減少した主な疾患はヘルパンギーナとRSウイルス感染症である。

インフルエンザ・小児科定点からの報告

【A群溶血性レンサ球菌咽頭炎】
報告数は68人(1.9)で、前週比98%とほぼ横ばいであったが、例年同時期の定点当たり平均値*(1.3)の約1.5倍である。中央(8.0)、延岡(4.3)保健所からの報告が多く、年齢群別は4〜6歳が全体の約5割を占めている。

【ヘルパンギーナ】
報告数は35人(1.0)で、前週比63%と減少したが、例年同時期の定点当たり平均値*(0.44)の約2.3倍である。延岡(2.8)保健所からの報告が多く、年齢群別は6か月〜3歳が全体の約9割を占めている。

*過去5年間の当該週、前週、後週(計15週)の平均値

基幹定点からの報告

報告なし。

保健所別 流行警報・注意報レベル基準値超過疾患

全国2018年第42週の発生動向

全数報告の感染症(全国第42週)

定点把握の対象となる5類感染症

定点医療機関当たりの患者報告総数は前週比110%と増加した。なお、前週と比較して増加した主な疾患はインフルエンザとA群溶血性レンサ球菌咽頭炎で、減少した主な疾患はRSウイルス感染症である。

A群溶血性レンサ球菌咽頭炎の報告数は5,300人(1.7)で前週比130%と増加しており、例年同時期の定点当たり平均値*(1.5)の約1.1倍である。鳥取県(3.4)、北海道(2.8)、福岡県(2.7)からの報告が多く、年齢群別では4〜7歳が全体の約5割を占めている。

ヘルパンギーナの報告数は1,653人(0.52)で前週比95%と減少したが、例年同時期の定点当たり平均値*(0.29)の約1.8倍である。鹿児島県・宮崎県(各1.6)からの報告が多く、年齢群別では6か月〜3歳が全体の約8割を占めている。

* 過去5年間の当該週、前週、後週(計15 週)の平均値

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