所長挨拶 研究所の紹介 発表・調査研究 情報・ニュース 宮崎県感染症情報センター 見学と研修のお申し込み リンク集 お問い合わせ

宮崎県感染症情報センター

宮崎県感染症発生動向調査2021年第1号

第23巻第1号[宮崎県1週(1/4〜1/10)全国第53週(12/28〜1/3)]

宮崎県感染症週報

宮崎県感染症情報センター
宮崎県健康増進課
宮崎県衛生環境研究所

宮崎県第1週の発生動向

トピックス

新型コロナウイルス感染症(指定感染症)の報告が449例あり、1週あたりの報告数で過去最多となった。

全数報告の感染症(1週までに新たに届出のあったもの)
  • 1類感染症:報告なし。
  • 2類感染症:結核2例。
  • 3類感染症:報告なし。
  • 4類感染症:E型肝炎2例、つつが虫病8例。
  • 5類感染症:報告なし。


指定感染症(1週までに新たに届出のあったもの)
  • 新型コロナウイルス感染症449例:保健所別、年齢別報告数は表のとおりで、主な症状は発熱、咳、全身倦怠感、咽頭痛、嗅覚・味覚障害等であった。

全数把握対象疾患累積報告数(2021年第1週)

(   )内は今週届出分、再掲

定点把握の対象となる5類感染症

定点医療機関からの報告総数は430人(定点当たり12.5)で、前週(年末年始含む)比159%と増加した。なお、前週に比べ増加した主な疾患は感染性胃腸炎と手足口病で、減少した主な疾患は特になかった。

インフルエンザ・小児科定点からの報告
【RSウイルス感染症】

報告数は37人(1.0)で、前週比109%と増加した。例年同時期の定点当たり平均値*(0.67)の約1.5倍であった。都城(5.0)、宮崎市(0.5)保健所からの報告が多く、年齢群別は1歳が全体の約4割を占めた。

【感染性胃腸炎】

報告数は223人(6.2)で、前週比196%と増加した。例年同時期の定点当たり平均値*(9.9)の約0.6倍であった。延岡(12.0)、高千穂(8.0)、日向(6.5)保健所からの報告が多く、年齢群別は6ヵ月〜2歳が全体の約半数を占めた。

*過去5年間の当該週、前週、後週(計15週)の平均

基幹定点からの報告

報告なし。

保健所別 流行警報・注意報レベル基準値以上の疾患

全国2020年第53週の発生動向

全数報告の感染症(全国第53週)

※新型コロナウイルス感染症の全国の報告数について、現在、発生届の報告を新システム(新型コロナウイルス感染者等情報把握・管理支援システム(HER-SYS))へ移行中のため、移行が終了するまで掲載を控えさせていただきます。

定点把握の対象となる5類感染症

定点医療機関当たりの患者報告総数は前週比47%と減少した(年末年始を含む)。なお、前週と比較して増加した主な疾患は特になく、減少した主な疾患はA群溶血性レンサ球菌咽頭炎、感染性胃腸炎及び流行性耳下腺炎であった。

A群溶血性レンサ球菌咽頭炎の報告数は1,081人(0.4)で前週比45%と減少した。例年同時期の定点当たり平均値*(1.8)の約0.2倍であった。宮崎県(1.5)、鳥取県(1.3)、福岡県(1.1)からの報告が多く、年齢群別では3歳から5歳が全体の約4割を占めた。

感染性胃腸炎の報告数は4,420人(1.4)で前週比45%と減少した。例年同時期の定点当たり平均値*(6.2)の約0.2倍であった。熊本県(7.1)、鹿児島県(6.5)、大分県(5.4)からの報告が多く、年齢群別では1歳から2歳が全体の約3割を占めた。

* 過去5年間の当該週、前週、後週(計15 週)の平均値

PDFファイルダウンロード


宮崎県衛生環境研究所
〒889-2155 宮崎市学園木花台西2丁目3-2 / 電話.0985-58-1410 FAX.0985-58-0930