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宮崎県感染症情報センター

宮崎県感染症発生動向調査2021年第4号

第23巻第4号[宮崎県4週(1/25〜1/31)全国第3週(1/18〜1/24)]

宮崎県感染症週報

宮崎県感染症情報センター
宮崎県健康増進課
宮崎県衛生環境研究所

宮崎県第4週の発生動向

トピックス

新型コロナウイルス感染症(指定感染症)の報告が101例あり、2021年の累積報告数は957例となった。

全数報告の感染症(4週までに新たに届出のあったもの)
  • 1類感染症:報告なし。
  • 2類感染症:結核1例。
  • 3類感染症:腸管出血性大腸菌感染症2例。
  • 4類感染症:レジオネラ症1例。
  • 5類感染症:クロイツフェルト・ヤコブ病1例、梅毒1例。


指定感染症(4週までに新たに届出のあったもの)
  • 新型コロナウイルス感染症101例:保健所別、年齢別報告数は表のとおりで、主な症状は発熱、咳、倦怠感、咽頭痛等であった。

全数把握対象疾患累積報告数(2021年第1週〜第4週)

(   )内は今週届出分、再掲

定点把握の対象となる5類感染症

定点医療機関からの報告総数は471人(定点当たり13.2)で、前週比91%と減少した。なお、前週に比べ増加した主な疾患はA群溶血性レンサ球菌咽頭炎で、減少した主な疾患は感染性胃腸炎と手足口病であった。

インフルエンザ・小児科定点からの報告
【RSウイルス感染症】

報告数は85人(2.4)で、前週比97%とほぼ横ばいであった。例年同時期の定点当たり平均値*(0.78)の約3.0倍であった。日南(6.7)、都城(6.5)、小林(2.7)保健所からの報告が多く、年齢群別は1〜2歳が全体の約7割を占めた。

【A群溶血性レンサ球菌咽頭炎】

報告数は78人(2.2)で、前週比126%と増加した。例年同時期の定点当たり平均値*(2.6)の約0.8倍であった。日南(10.0)、延岡(4.3)保健所からの報告が多く、年齢群別は別グラフに示す。

*過去5年間の当該週、前週、後週(計15週)の平均

基幹定点からの報告

報告なし。

保健所別 流行警報・注意報レベル基準値以上の疾患

病原体検出情報(衛生環境研究所微生物部 令和3年2月1日までに検出)

細菌

報告なし。

ウイルス

報告なし。

全国2021年第3週の発生動向

全数報告の感染症(全国第3週)

※新型コロナウイルス感染症の全国の報告数について、現在、発生届の報告を新システム(新型コロナウイルス感染者等情報把握・管理支援システム(HER-SYS))へ移行中のため、移行が終了するまで掲載を控えさせていただきます。

定点把握の対象となる5類感染症

定点医療機関当たりの患者報告総数は前週比116%と増加した。なお、前週と比較して増加した主な疾患はRSウイルス感染症、咽頭結膜熱、A群溶血性レンサ球菌咽頭炎及び感染性胃腸炎で、減少した主な疾患は水痘であった。

RSウイルス感染症の報告数は652人(0.2)で前週比210%と増加した。例年同時期の定点当たり平均値*(0.44)の約0.5倍であった。宮崎県、鹿児島県(2.4)、佐賀県(1.7)からの報告が多く、年齢群別では1歳から2歳が全体の約6割を占めた。

感染性胃腸炎の報告数は9,164人(2.9)で前週比115%と増加した。例年同時期の定点当たり平均値*(6.7)の約0.4倍であった。鹿児島県(9.8)、宮崎県(8.0)、大分県(7.6)からの報告が多く、年齢群別では1歳から2歳が全体の約3割を占めた。

* 過去5年間の当該週、前週、後週(計15 週)の平均値

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