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宮崎県感染症情報センター

宮崎県感染症発生動向調査2021年第7号

第23巻第7号[宮崎県7週(2/15〜2/21)全国第6週(2/8〜2/14)]

宮崎県感染症週報

宮崎県感染症情報センター
宮崎県健康増進課
宮崎県衛生環境研究所

宮崎県第7週の発生動向

トピックス
  • 重症熱性血小板減少症候群(SFTS)(全数報告の感染症)の報告が宮崎市保健所管内から1例あった。患者は70歳代女性で、ダニの刺し口は確認できなかった。県内での報告は今年初で、累計75例となった。
  • 新型コロナウイルス感染症(新型インフルエンザ等感染症)の報告が11例あり、2021年の累積報告数は1067例となった。
全数報告の感染症(7週までに新たに届出のあったもの)
  • 1類感染症:報告なし。
  • 2類感染症:結核3例。
  • 3類感染症:報告なし。
  • 4類感染症:重症熱性血小板減少症候群1例。
  • 5類感染症:侵襲性インフルエンザ菌感染症1例、梅毒1例。


新型インフルエンザ等感染症(7週までに新たに届出のあったもの)

※令和3年2月13日に施行された法改正に伴い指定感染症から新型インフルエンザ等感染症に変更。

全数把握対象疾患累積報告数(2021年第1週〜第7週)

(   )内は今週届出分、再掲

定点把握の対象となる5類感染症

定点医療機関からの報告総数は504人(定点当たり14.4)で、前週比98%とほぼ横ばいであった。なお、前週に比べ増加した主な疾患はA群溶血性レンサ球菌咽頭炎で、減少した主な疾患はRSウイルス感染症と手足口病であった。

インフルエンザ・小児科定点からの報告
【RSウイルス感染症】

報告数は104人(2.9)で、前週比82%と減少した。例年同時期の定点当たり平均値*(0.71)の約4.1倍であった。中央(12.0)、日南(8.0)、宮崎市(4.1)保健所からの報告が多く、年齢群別は1〜2歳が全体の約6割を占めた。

【感染性胃腸炎】

報告数は304人(8.4)で、前週比99%とほぼ横ばいであった。例年同時期の定点当たり平均値*(10.3)の約0.8倍であった。都城(20.3)、小林(15.7)、中央(15.0)保健所からの報告が多く、年齢群別は1〜2歳が全体の約4割を占めた。

*過去5年間の当該週、前週、後週(計15週)の平均

基幹定点からの報告

報告なし。

保健所別 流行警報・注意報レベル基準値以上の疾患

なし。

全国2021年第6週の発生動向

全数報告の感染症(全国第6週)

※新型コロナウイルス感染症の全国の報告数について、現在、発生届の報告を新システム(新型コロナウイルス感染者等情報把握・管理支援システム(HER-SYS))へ移行中のため、移行が終了するまで掲載を控えさせていただきます。

定点把握の対象となる5類感染症

定点医療機関当たりの患者報告総数は前週比92%と減少した。なお、前週と比較して増加した主な疾患はRSウイルス感染症で、減少した主な疾患はインフルエンザと咽頭結膜熱であった。

RSウイルス感染症の報告数は852人(0.27)で前週比108%と増加した。例年同時期の定点当たり平均値*(0.37)の約0.7倍であった。宮崎県(3.5)、熊本県(2.0)、長崎県(1.8)からの報告が多く、年齢群別では1歳から2歳が全体の約7割を占めた。

感染性胃腸炎の報告数は8,311人(2.6)で前週比93%と減少した。例年同時期の定点当たり平均値*(5.9)の約0.5倍であった。宮崎県(8.5)、鹿児島県(6.8)、島根県(5.7)からの報告が多く、年齢群別では1歳から2歳が全体の約3割を占めた。

* 過去5年間の当該週、前週、後週(計15 週)の平均値

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