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宮崎県感染症情報センター

宮崎県感染症発生動向調査2021年第9号

第23巻第9号[宮崎県9週(3/1〜3/7)全国第8週(2/22〜2/28)]

宮崎県感染症週報

宮崎県感染症情報センター
宮崎県健康増進課
宮崎県衛生環境研究所

宮崎県第9週の発生動向

トピックス
  • 新型コロナウイルス感染症(新型インフルエンザ等感染症)の報告が2例あり、2021年の累積報告数は1074例となった。
全数報告の感染症(9週までに新たに届出のあったもの)
  • 1類感染症:報告なし。
  • 2類感染症:結核5例。
  • 3類感染症:報告なし。
  • 4類感染症:報告なし。
  • 5類感染症:アメーバ赤痢1例、侵襲性肺炎球菌感染症1例、梅毒7例。


新型インフルエンザ等感染症(9週までに新たに届出のあったもの)

全数把握対象疾患累積報告数(2021年第1週〜第9週)

(   )内は今週届出分、再掲

定点把握の対象となる5類感染症

定点医療機関からの報告総数は576人(定点当たり16.4)で、前週比105%と増加した。なお、前週に比べ増加した主な疾患はRSウイルス感染症と感染性胃腸炎で、減少した主な疾患はA群溶血性レンサ球菌咽頭炎であった。

インフルエンザ・小児科定点からの報告
【RSウイルス感染症】

報告数は159人(4.4)で、前週比111%と増加した。例年同時期の定点当たり平均値*(0.66)の約6.7倍であった。日南(12.3)、宮崎市(8.3)、中央(6.0)保健所からの報告が多く、年齢群別は1〜3歳が全体の約8割を占めた。

【感染性胃腸炎】

報告数は321人(8.9)で、前週比107%と増加した。例年同時期の定点当たり平均値*(9.9)の約0.9倍であった。都城(25.0)、高鍋(11.3)、小林(11.0)保健所からの報告が多く、年齢群別は1〜2歳が全体の約4割を占めた。

*過去5年間の当該週、前週、後週(計15週)の平均

基幹定点からの報告

報告なし。

保健所別 流行警報・注意報レベル基準値以上の疾患

全国2021年第8週の発生動向

全数報告の感染症(全国第8週)

※新型コロナウイルス感染症の全国の報告数について、現在、発生届の報告を新システム(新型コロナウイルス感染者等情報把握・管理支援システム(HER-SYS))へ移行中のため、移行が終了するまで掲載を控えさせていただきます。

定点把握の対象となる5類感染症

定点医療機関当たりの患者報告総数は前週比93%と減少した。なお、前週と比較して増加した主な疾患はRSウイルス感染症で、減少した主な疾患は咽頭結膜熱、伝染性紅斑及び流行性耳下腺炎であった。

RSウイルス感染症の報告数は1,289人(0.41)で前週比124%と増加した。例年同時期の定点当たり平均値*(0.33)の約1.2倍であった。宮崎県(4.0)、長崎県(3.6)、福岡県、熊本県(2.8)からの報告が多く、年齢群別では1歳から2歳が全体の約7割を占めた。

感染性胃腸炎の報告数は8,024人(2.5)で前週比91%と減少した。例年同時期の定点当たり平均値*(5.5)の約0.5倍であった。島根県(10.4)、宮崎県(8.3)、鹿児島県(5.9)からの報告が多く、年齢群別では1歳から2歳が全体の約3割を占めた。

* 過去5年間の当該週、前週、後週(計15 週)の平均値

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