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宮崎県感染症情報センター

宮崎県感染症発生動向調査2021年第13号

第23巻第13号[宮崎県13週(3/29〜4/4)全国第12週(3/22〜3/28)]

宮崎県感染症週報

宮崎県感染症情報センター
宮崎県健康増進課
宮崎県衛生環境研究所

宮崎県第13週の発生動向

トピックス
  • 重症熱性血小板減少症候群(SFTS)(全数報告の感染症)の報告が延岡保健所管内からあった。患者は70歳代の男性で、ダニの刺し口は確認できなかった。県内での報告は、累計78例となった。
  • 新型コロナウイルス感染症(新型インフルエンザ等感染症)の報告が15例あり、2021年の累積報告数は1090例となった。
全数報告の感染症(13週までに新たに届出のあったもの)
  • 1類感染症:報告なし。
  • 2類感染症:結核2例。
  • 3類感染症:報告なし。
  • 4類感染症:重症熱性血小板減少症候群1例、つつがむし病1例、日本紅斑熱1例。
  • 5類感染症:侵襲性インフルエンザ菌感染症1例、梅毒4例。


新型インフルエンザ等感染症(13週までに新たに届出のあったもの)

全数把握対象疾患累積報告数(2021年第1週〜第13週)

(   )内は今週届出分、再掲

定点把握の対象となる5類感染症

定点医療機関からの報告総数は505人(定点当たり14.4)で、前週比111%と増加した。なお、前週に比べ増加した主な疾患はRSウイルス感染症とA群溶血性レンサ球菌咽頭炎で、減少した主な疾患は咽頭結膜熱であった。

インフルエンザ・小児科定点からの報告
【RSウイルス感染症】

報告数は246人(6.8)で、前週比131%と増加した。例年同時期の定点当たり平均値*(0.53)の約12.8倍であった。宮崎市(13.2)、中央(11.0)、高鍋(8.3)保健所からの報告が多く、年齢群別は6ヵ月〜3歳が全体の約8割を占めた。

【感染性胃腸炎】

報告数は178人(4.9)で、前週比93%と減少した。例年同時期の定点当たり平均値*(8.2)の約0.6倍であった。小林(10.3)、都城(8.5)、日南(5.3)保健所からの報告が多く、年齢群別は1〜4歳が全体の約6割を占めた。

*過去5年間の当該週、前週、後週(計15週)の平均

基幹定点からの報告

報告なし。

保健所別 流行警報・注意報レベル基準値以上の疾患

なし。

全国2021年第12週の発生動向

全数報告の感染症(全国第12週)

※新型コロナウイルス感染症の全国の報告数について、現在、発生届の報告を新システム(新型コロナウイルス感染者等情報把握・管理支援システム(HER-SYS))へ移行中のため、移行が終了するまで掲載を控えさせていただきます。

定点把握の対象となる5類感染症

定点医療機関当たりの患者報告総数は前週比100%と横ばいであった。なお、前週と比較して増加した主な疾患はRSウイルス感染症、咽頭結膜熱及び手足口病で、減少した主な疾患はA群溶血性レンサ球菌咽頭炎、ヘルパンギーナ及び流行性耳下腺炎であった。

RSウイルス感染症の報告数は2,174人(0.69)で前週比119%と増加した。例年同時期の定点当たり平均値*(0.29)の約2.4倍であった。佐賀県(5.4)、宮崎県(5.2)、長崎県(5.0)からの報告が多く、年齢群別では6ヵ月から3歳が全体の約8割を占めた。

感染性胃腸炎の報告数は8,044人(2.6)で前週比97%とほぼ横ばいであった。例年同時期の定点当たり平均値*(4.7)の約0.5倍であった。福井県(8.9)、島根県(6.8)、愛媛県(6.2)からの報告が多く、年齢群別では1歳から3歳が全体の約4割を占めた。

* 過去5年間の当該週、前週、後週(計15 週)の平均値

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