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宮崎県感染症情報センター

宮崎県感染症発生動向調査2021年第16号

第23巻第16号[宮崎県16週(4/19〜4/25)全国第15週(4/12〜4/18)]

宮崎県感染症週報

宮崎県感染症情報センター
宮崎県健康増進課
宮崎県衛生環境研究所

宮崎県第16週の発生動向

トピックス
  • 重症熱性血小板減少症候群(SFTS)(全数報告の感染症)の報告が宮崎市保健所管内からあった。患者は70歳代の女性で、ダニの刺し口は確認できなかった。県内での報告は、累計79例となった。
  • 新型コロナウイルス感染症(新型インフルエンザ等感染症)の報告が92例あり、2021年の累積報告数は1266例となった。
全数報告の感染症(16週までに新たに届出のあったもの)
  • 1類感染症:報告なし。
  • 2類感染症:結核3例。
  • 3類感染症:腸管出血性大腸菌感染症3例。
  • 4類感染症:重症熱性血小板減少症候群1例、日本紅斑熱2例。
  • 5類感染症:後天性免疫不全症候群2例。


新型インフルエンザ等感染症(16週までに新たに届出のあったもの)

全数把握対象疾患累積報告数(2021年第1週〜第16週)

(   )内は今週届出分、再掲

定点把握の対象となる5類感染症

定点医療機関からの報告総数は599人(定点当たり16.6)で、前週比118%と増加した。なお、前週に比べ増加した主な疾患は咽頭結膜熱、A群溶血性レンサ球菌咽頭炎及び感染性胃腸炎で、減少した主な疾患は特になかった。

インフルエンザ・小児科定点からの報告
【RSウイルス感染症】

報告数は270人(7.5)で、前週比106%と増加した。例年同時期の定点当たり平均値*(0.46)の約16.3倍であった。中央(30.0)、延岡(21.8)、高鍋(16.5)保健所からの報告が多く、年齢群別は6ヵ月〜3歳が全体の約8割を占めた。

【A群溶血性レンサ球菌咽頭炎】

報告数は84人(2.3)で、前週比171%と増加した。例年同時期の定点当たり平均値*(2.9)の約0.8倍であった。日南(13.3)、延岡(6.0)、中央(1.0)保健所からの報告が多く、年齢群別は1〜3歳が全体の約4割を占めた。

*過去5年間の当該週、前週、後週(計15週)の平均

基幹定点からの報告

報告なし。

保健所別 流行警報・注意報レベル基準値以上の疾患

病原体検出情報(衛生環境研究所微生物部 令和3年4月26日までに検出)

細菌

ウイルス

全国2021年第15週の発生動向

全数報告の感染症(全国第15週)

※新型コロナウイルス感染症の全国の報告数について、現在、発生届の報告を新システム(新型コロナウイルス感染者等情報把握・管理支援システム(HER-SYS))へ移行中のため、移行が終了するまで掲載を控えさせていただきます。

定点把握の対象となる5類感染症

定点医療機関当たりの患者報告総数は前週比123%と増加した。なお、前週と比較して増加した主な疾患はRSウイルス感染症、A群溶血性レンサ球菌咽頭炎及び感染性胃腸炎で、減少した主な疾患は咽頭結膜熱及び水痘であった。

RSウイルス感染症の報告数は3,528人(1.1)で前週比138%と増加した。例年同時期の定点当たり平均値*(0.28)の約4.0倍であった。佐賀県(7.5)、宮崎県(7.1)、福岡県(5.8)からの報告が多く、年齢群別では6ヵ月から3歳が全体の約9割を占めた。

感染性胃腸炎の報告数は10,180人(3.2)で前週比126%と増加した。例年同時期の定点当たり平均値*(5.1)の約0.6倍であった。愛媛県(12.0)、福井県(8.7)、広島県(7.7)からの報告が多く、年齢群別では1歳から3歳が全体の約4割を占めた。

* 過去5年間の当該週、前週、後週(計15 週)の平均値

※次回の感染症週報は、連休の関係で5月13日発出となります。

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