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宮崎県感染症情報センター

宮崎県感染症発生動向調査2021年第24号

第24巻第24号[宮崎県24週(6/14〜6/20) 全国第23週(6/7〜6/13)]

宮崎県感染症週報

宮崎県感染症情報センター
宮崎県健康増進課
宮崎県衛生環境研究所

宮崎県第24週の発生動向

トピックス
  • 新型コロナウイルス感染症(新型インフルエンザ等感染症)の報告が8例あり、2021年の累積報告数は2,186例となった。また、県内で初めてとなるL452R変異株疑いの患者が確認された。
全数報告の感染症(24週までに新たに届出のあったもの)
  • 1類感染症:報告なし。
  • 2類感染症:結核4例。
  • 3類感染症:報告なし。
  • 4類感染症:つつがむし病1例。
  • 5類感染症:梅毒2例。


新型インフルエンザ等感染症(24週までに新たに届出のあったもの)

全数把握対象疾患累積報告数(2021年第1週〜第24週)

(   )内は今週届出分、再掲

定点把握の対象となる5類感染症

・定点医療機関からの報告総数は361人(定点当たり10.7)で、前週比94%と減少した。なお、前週に比べ増加した主な疾患はA群溶血性レンサ球菌咽頭炎で、減少した主な疾患は手足口病とヘルパンギーナであった。

インフルエンザ・小児科定点からの報告
【RSウイルス感染症】

報告数は63人(1.8)で、前週比109%と増加した。例年同時期の定点当たり平均値*(0.17)の約10.5倍であった。小林(4.0)、日向(3.3)、都城(1.7)保健所からの報告が多く、年齢群別は6ヵ月〜3歳が全体の約8割を占めた。

【感染性胃腸炎】

報告数は45人(1.3)で、前週比196%と増加した。例年同時期の定点当たり平均値*(2.8)の約0.4倍であった。延岡(4.0)、日南(3.0)保健所からの報告が多く、年齢群別は2〜6歳が全体の約6割を占めた。

*過去5年間の当該週、前週、後週(計15週)の平均

基幹定点からの報告

報告なし。

保健所別 流行警報・注意報レベル基準値以上の疾患

なし。

病原体検出情報(衛生環境研究所微生物部 令和3年6月21日までに検出)

細菌

ウイルス

なし。

全国2021年第23週の発生動向

全数報告の感染症

※新型コロナウイルス感染症の全国の報告数について、現在、発生届の報告を新システム(新型コロナウイルス感染者等情報把握・管理支援システム(HER-SYS))へ移行中のため、移行が終了するまで掲載を控えさせていただきます。

定点把握の対象となる5類感染症

定点医療機関当たりの患者報告総数は前週比98%とほぼ横ばいであった。なお、前週と比較して増加した主な疾患は手足口病とヘルパンギーナで、減少した主な疾患は感染性胃腸炎と流行性耳下腺炎であった。

RSウイルス感染症の報告数は8,240人(2.6)で前週比102%とほぼ横ばいであった。例年同時期の定点当たり平均値*(0.18)の約14.7倍であった。福井県(13.2)、山口県(9.4)、富山県(7.7)からの報告が多く、年齢群別では6ヵ月から3歳が全体の約8割を占めた。

感染性胃腸炎の報告数は10,401人(3.3)で前週比93%と減少した。例年同時期の定点当たり平均値*(5.5)の約0.6倍であった。愛媛県(10.2)、高知県(6.9)、香川県(6.6)からの報告が多く、年齢群別では1歳から3歳が全体の約4割を占めた。

* 過去5年間の当該週、前週、後週(計15 週)の平均値

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