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宮崎県感染症情報センター

宮崎県感染症発生動向調査2021年第25号

第24巻第25号[宮崎県25週(6/21〜6/27) 全国第24週(6/14〜6/20)]

宮崎県感染症週報

宮崎県感染症情報センター
宮崎県健康増進課
宮崎県衛生環境研究所

宮崎県第25週の発生動向

トピックス
  • 新型コロナウイルス感染症(新型インフルエンザ等感染症)の報告が13例あり、2021年の累積報告数は2,199例となった。
全数報告の感染症(25週までに新たに届出のあったもの)
  • 1類感染症:報告なし。
  • 2類感染症:結核2例。
  • 3類感染症:報告なし。
  • 4類感染症:E型肝炎1例、日本紅斑熱1例。
  • 5類感染症:劇症型溶血性レンサ球菌感染症1例、侵襲性インフルエンザ菌感染症1例、梅毒1例、播種性クリプトコックス症1例。


新型インフルエンザ等感染症(25週までに新たに届出のあったもの)

全数把握対象疾患累積報告数(2021年第1週〜第25週)

(   )内は今週届出分、再掲

定点把握の対象となる5類感染症

・定点医療機関からの報告総数は424人(定点当たり11.9)で、前週比111%と増加した。なお、前週に比べ増加した主な疾患はRSウイルス感染症と感染性胃腸炎で、減少した主な疾患は水痘であった。

インフルエンザ・小児科定点からの報告
【RSウイルス感染症】

報告数は74人(2.1)で、前週比117%と増加した。例年同時期の定点当たり平均値*(0.18)の約11.4倍であった。日向(8.0)、小林(5.7)、都城、延岡(2.0)保健所からの報告が多く、年齢群別は1〜2歳が全体の約7割を占めた。

【感染性胃腸炎】

報告数は244人(6.8)で、前週比133%と増加した。例年同時期の定点当たり平均値*(6.8)とほぼ同率であった。中央(13.0)、宮崎市(9.5)、小林(7.7)保健所からの報告が多く、年齢群別は1〜4歳が全体の約6割を占めた。

*過去5年間の当該週、前週、後週(計15週)の平均

基幹定点からの報告

報告なし。

保健所別 流行警報・注意報レベル基準値以上の疾患

全国2021年第24週の発生動向

全数報告の感染症

※新型コロナウイルス感染症の全国の報告数について、現在、発生届の報告を新システム(新型コロナウイルス感染者等情報把握・管理支援システム(HER-SYS))へ移行中のため、移行が終了するまで掲載を控えさせていただきます。

定点把握の対象となる5類感染症

定点医療機関当たりの患者報告総数は前週比105%と増加した。なお、前週と比較して増加した主な疾患はRSウイルス感染症と流行性耳下腺炎で、減少した主な疾患は伝染性紅斑であった。

RSウイルス感染症の報告数は9,641人(3.1)で前週比116%と増加した。例年同時期の定点当たり平均値*(0.19)の約16.1倍であった。福井県(12.0)、山口県(9.8)、山形県(8.2)からの報告が多く、年齢群別では6ヵ月から3歳が全体の約8割を占めた。

感染性胃腸炎の報告数は10,204人(3.2)で前週比98%とほぼ横ばいであった。例年同時期の定点当たり平均値*(5.3)の約0.6倍であった。富山県(11.9)、愛媛県(8.1)、鳥取県(7.6)からの報告が多く、年齢群別では1歳から3歳が全体の約4割を占めた。

* 過去5年間の当該週、前週、後週(計15 週)の平均値

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