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宮崎県感染症情報センター

宮崎県感染症発生動向調査2021年第26号

第24巻第26号[宮崎県26週(6/28〜7/4) 全国第25週(6/21〜6/27)]

宮崎県感染症週報

宮崎県感染症情報センター
宮崎県健康増進課
宮崎県衛生環境研究所

宮崎県第26週の発生動向

トピックス
  • 新型コロナウイルス感染症(新型インフルエンザ等感染症)の報告が20例あり、2021年の累積報告数は2,219例となった。
全数報告の感染症(26週までに新たに届出のあったもの)
  • 1類感染症:報告なし。
  • 2類感染症:結核2例。
  • 3類感染症:報告なし。
  • 4類感染症:報告なし。
  • 5類感染症:後天性免疫不全症候群1例、梅毒2例、破傷風1例。


新型インフルエンザ等感染症(26週までに新たに届出のあったもの)

全数把握対象疾患累積報告数(2021年第1週〜第26週)

(   )内は今週届出分、再掲

定点把握の対象となる5類感染症

・定点医療機関からの報告総数は461人(定点当たり13.1)で、前週比110%と増加した。なお、前週に比べ増加した主な疾患はRSウイルス感染症、感染性胃腸炎及びヘルパンギーナで、減少した主な疾患は咽頭結膜熱とA群溶血性レンサ球菌咽頭炎であった。

インフルエンザ・小児科定点からの報告
【RSウイルス感染症】

報告数は86人(2.4)で、前週比116%と増加した。例年同時期の定点当たり平均値*(0.26)の約9.3倍であった。日向(7.8)、小林(5.3)、都城(4.0)保健所からの報告が多く、年齢群別は1〜4歳が全体の約8割を占めた。

【感染性胃腸炎】

報告数は276人(7.7)で、前週比113%と増加した。例年同時期の定点当たり平均値*(6.6)の約1.2倍であった。宮崎市(12.5)、都城(10.0)、日南(7.7)保健所からの報告が多く、年齢群別は1〜4歳が全体の約6割を占めた。

*過去5年間の当該週、前週、後週(計15週)の平均

基幹定点からの報告

報告なし。

保健所別 流行警報・注意報レベル基準値以上の疾患

病原体検出情報(衛生環境研究所微生物部 令和3年7月5日までに検出)

細菌

○30代の男性から、Salmonella Enteritidisが分離された。S.Enteritidisは、2017年〜2019年は毎年1例程度分離されていたが、昨年度は5例、今年度はすでに4例分離されており増加傾向にある。気温の上昇とともに食中毒の発生や患者数が増加することから、衛生管理等には十分注意する必要がある。

ウイルス

なし。

全国2021年第25週の発生動向

全数報告の感染症

※新型コロナウイルス感染症の全国の報告数について、現在、発生届の報告を新システム(新型コロナウイルス感染者等情報把握・管理支援システム(HER-SYS))へ移行中のため、移行が終了するまで掲載を控えさせていただきます。

定点把握の対象となる5類感染症

定点医療機関当たりの患者報告総数は前週比107%と増加した。なお、前週と比較して増加した主な疾患はRSウイルス感染症とヘルパンギーナで、減少した主な疾患は咽頭結膜熱と流行性耳下腺炎であった。

RSウイルス感染症の報告数は12,209人(3.9)で前週比127%と増加した。例年同時期の定点当たり平均値*(0.21)の約18.7倍であった。福井県(13.0)、三重県(11.9)、山口県(11.0)からの報告が多く、年齢群別では1歳から3歳が全体の約7割を占めた。

感染性胃腸炎の報告数は9,803人(3.1)で前週比96%とほぼ横ばいであった。例年同時期の定点当たり平均値*(5.0)の約0.6倍であった。愛媛県(8.5)、鳥取県(7.5)、香川県(6.9)からの報告が多く、年齢群別では1歳から3歳が全体の約4割を占めた。

* 過去5年間の当該週、前週、後週(計15 週)の平均値

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