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宮崎県感染症情報センター

宮崎県感染症発生動向調査2021年第28号

第24巻第28号[宮崎県28週(7/12〜7/18) 全国第27週(7/5〜7/11)]

宮崎県感染症週報

宮崎県感染症情報センター
宮崎県健康増進課
宮崎県衛生環境研究所

宮崎県第28週の発生動向

トピックス
  • 新型コロナウイルス感染症(新型インフルエンザ等感染症)の報告が15例あり、2021年の累積報告数は2,244例となった。
全数報告の感染症(28週までに新たに届出のあったもの)
  • 1類感染症:報告なし。
  • 2類感染症:結核3例。
  • 3類感染症:報告なし。
  • 4類感染症:報告なし。
  • 5類感染症:梅毒1例。


新型インフルエンザ等感染症(28週までに新たに届出のあったもの)

全数把握対象疾患累積報告数(2021年第1週〜第28週)

(   )内は今週届出分、再掲

定点把握の対象となる5類感染症

・定点医療機関からの報告総数は412人(定点当たり11.7)で、前週比90%と減少した。なお、前週に比べ増加した主な疾患はA群溶血性レンサ球菌咽頭炎と手足口病で、減少した主な疾患はRSウイルス感染症と水痘であった。

インフルエンザ・小児科定点からの報告
【RSウイルス感染症】

報告数は37人(1.0)で、前週比58%と減少した。例年同時期の定点当たり平均値*(0.68)の約1.5倍であった。日向(3.8)、小林(2.3)、高鍋(1.8)保健所からの報告が多く、年齢群別は6ヵ月〜2歳が全体の約7割を占めた。

【感染性胃腸炎】

報告数は54人(1.5)で、前週比164%と増加した。例年同時期の定点当たり平均値*(2.4)の約0.6倍であった。日南(5.7)、延岡(4.3)、宮崎市(1.1)保健所からの報告が多く、年齢群別は別グラフに示す。

*過去5年間の当該週、前週、後週(計15週)の平均

基幹定点からの報告

報告なし。

保健所別 流行警報・注意報レベル基準値以上の疾患

なし。

病原体検出情報(衛生環境研究所微生物部 令和3年7月19日までに検出)

細菌

ウイルス

全国2021年第27週の発生動向

全数報告の感染症

※新型コロナウイルス感染症の全国の報告数について、現在、発生届の報告を新システム(新型コロナウイルス感染者等情報把握・管理支援システム(HER-SYS))へ移行中のため、移行が終了するまで掲載を控えさせていただきます。

定点把握の対象となる5類感染症

定点医療機関当たりの患者報告総数は前週比110%と増加した。なお、前週と比較して増加した主な疾患はヘルパンギーナと流行性耳下腺炎で、減少した主な疾患は咽頭結膜熱と水痘であった。

RSウイルス感染症の報告数は15,896人(5.0)で前週比122%と増加した。例年同時期の定点当たり平均値*(0.31)の約16.5倍であった。三重県(19.3)、和歌山県(13.3)、高知県(11.4)からの報告が多く、年齢群別では6ヵ月から3歳が全体の約8割を占めた。

感染性胃腸炎の報告数は9,580人(3.0)で前週比97%とほぼ横ばいであった。例年同時期の定点当たり平均値*(4.4)の約0.7倍であった。宮崎県(7.5)、愛媛県(6.8)、香川県(6.7)からの報告が多く、年齢群別では1歳から3歳が全体の約4割を占めた。

* 過去5年間の当該週、前週、後週(計15 週)の平均値

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