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宮崎県感染症情報センター

宮崎県感染症発生動向調査2021年第30号

第24巻第30号[宮崎県30週(7/26〜8/1) 全国第29週(7/19〜7/25)]

宮崎県感染症週報

宮崎県感染症情報センター
宮崎県健康増進課
宮崎県衛生環境研究所

宮崎県第30週の発生動向

トピックス
  • 重症熱性血小板減少症候群(SFTS)全数報告の感染症)の報告が宮崎市保健所管内からあった。患者は70歳代の女性で、ダニの刺し口は確認できなかった。県内での報告は、累計85例となった。
  • 新型コロナウイルス感染症(新型インフルエンザ等感染症)の報告が100例あり、2021年の累積報告数は2,385例となった。
全数報告の感染症(30週までに新たに届出のあったもの)
  • 1類感染症:報告なし。
  • 2類感染症:結核3例。
  • 3類感染症:報告なし。
  • 4類感染症:重症熱性血小板減少症候群1例。
  • 5類感染症:報告なし。


新型インフルエンザ等感染症(30週までに新たに届出のあったもの)

全数把握対象疾患累積報告数(2021年第1週〜第30週)

(   )内は今週届出分、再掲

定点把握の対象となる5類感染症

・定点医療機関からの報告総数は400人(定点当たり12.2)で、前週(祝祭日の休診含む)比113%と増加した。なお、前週に比べ増加した主な疾患は咽頭結膜熱、感染性胃腸炎及びヘルパンギーナで、減少した主な疾患はA群溶血性レンサ球菌咽頭炎であった。

インフルエンザ・小児科定点からの報告
【RSウイルス感染症】

報告数は44人(1.2)で、前週比92%と減少した。例年同時期の定点当たり平均値*(1.5)の約0.8倍であった。小林(4.0)、高鍋(3.5)、都城(1.2)保健所からの報告が多く、年齢群別は6ヵ月〜3歳が全体の約8割を占めた。

【感染性胃腸炎】

報告数は45人(1.3)で、前週比180%と増加した。例年同時期の定点当たり平均値*(2.9)の約0.4倍であった。延岡(5.5)、都城(2.2)、日向(1.5)保健所からの報告が多く、年齢群別は1〜3歳が全体の約9割を占めた。

*過去5年間の当該週、前週、後週(計15週)の平均

基幹定点からの報告

○無菌性髄膜炎:日南保健所より1例報告があり、年齢は10歳代であった。

保健所別 流行警報・注意報レベル基準値以上の疾患

なし。

病原体検出情報(衛生環境研究所微生物部 令和3年8月2日までに検出)

細菌

ウイルス

なし。

全国2021年第29週の発生動向

全数報告の感染症

※新型コロナウイルス感染症の全国の報告数について、現在、発生届の報告を新システム(新型コロナウイルス感染者等情報把握・管理支援システム(HER-SYS))へ移行中のため、移行が終了するまで掲載を控えさせていただきます。

定点把握の対象となる5類感染症

定点医療機関当たりの患者報告総数は前週比77%と減少した(祝祭日の休診含む)。なお、前週と比較して増加した主な疾患は特になく、減少した主な疾患は咽頭結膜熱、感染性胃腸炎及び水痘であった。

RSウイルス感染症の報告数は14,664人(4.6)で前週比77%と減少した。例年同時期の定点当たり平均値*(0.52)の約9.0倍であった。徳島県(19.8)、高知県(11.5)、新潟県(11.1)からの報告が多く、年齢群別では6ヵ月から3歳が全体の約8割を占めた。

感染性胃腸炎の報告数は6,533人(2.1)で前週比71%と減少した。例年同時期の定点当たり平均値*(3.6)の約0.6倍であった。香川県(5.9)、宮崎県、鳥取県(5.0)からの報告が多く、年齢群別では1歳から3歳が全体の約半数を占めた。

* 過去5年間の当該週、前週、後週(計15 週)の平均値

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