所長挨拶 研究所の紹介 発表・調査研究 情報・ニュース 宮崎県感染症情報センター 見学と研修のお申し込み リンク集 お問い合わせ

宮崎県感染症情報センター

宮崎県感染症発生動向調査2021年第35号

第24巻第35号[宮崎県35週(8/30〜9/5) 全国第34週(8/23〜8/29)]

宮崎県感染症週報

宮崎県感染症情報センター
宮崎県健康増進課
宮崎県衛生環境研究所

宮崎県第35週の発生動向

トピックス
  • 新型コロナウイルス感染症(新型インフルエンザ等感染症)の報告が429例あり、2021年の累積報告数は4,878例となった。
全数報告の感染症(35週までに新たに届出のあったもの)
  • 1類感染症:報告なし。
  • 2類感染症:結核8例。
  • 3類感染症:報告なし。
  • 4類感染症:報告なし。
  • 5類感染症:報告なし。


新型インフルエンザ等感染症(35週までに新たに届出のあったもの)

全数把握対象疾患累積報告数(2021年第1週〜第35週)

(   )内は今週届出分、再掲

定点把握の対象となる5類感染症

・定点医療機関からの報告総数は531人(定点当たり16.0)で、前週比120%と増加した。なお、前週に比べ増加した主な疾患は感染性胃腸炎と手足口病で、減少した主な疾患はA群溶血性レンサ球菌咽頭炎であった。

インフルエンザ・小児科定点からの報告
【感染性胃腸炎

報告数は189人(5.3)で、前週比126%と増加した。例年同時期の定点当たり平均値*(6.2)の約0.9倍であった。日南(10.7)、中央(10.0)、小林(9.0)保健所からの報告が多く、年齢群別は1〜3歳が全体の約半数を占めた。

【手足口病】

報告数は143人(4.0)で、前週比151%と増加した。例年同時期の定点当たり平均値*(1.3)の約3.0倍であった。延岡(22.5)、日向(8.8)、高鍋(2.8)保健所からの報告が多く、年齢群別は6ヵ月〜2歳が全体の約9割を占めた。

*過去5年間の当該週、前週、後週(計15週)の平均

基幹定点からの報告

○無菌性髄膜炎:日南保健所より1例報告があり、年齢は5〜9歳であった。

保健所別 流行警報・注意報レベル基準値以上の疾患

全国2021年第34週の発生動向

全数報告の感染症

※新型コロナウイルス感染症の全国の報告数について、現在、発生届の報告を新システム(新型コロナウイルス感染者等情報把握・管理支援システム(HER-SYS))へ移行中のため、移行が終了するまで掲載を控えさせていただきます。

定点把握の対象となる5類感染症

定点医療機関当たりの患者報告総数は前週比111%と増加した。なお、前週と比較して増加した主な疾患はA群溶血性レンサ球菌咽頭炎、手足口病及びヘルパンギーナで、減少した主な疾患は流行性耳下腺炎であった。

RSウイルス感染症の報告数は6,544人(2.1)で前週比104%とほぼ横ばいであった。例年同時期の定点当たり平均値*(1.3)の約1.7倍であった。新潟県(11.0)、鳥取県(10.3)、愛媛県(7.6)からの報告が多く、年齢群別では6ヵ月から3歳が全体の約8割を占めた。

ヘルパンギーナの報告数は1,379人(0.4)で前週比176%と増加した。例年同時期の定点当たり平均値*(1.2)の約0.4倍であった。宮崎県(3.1)、新潟県(2.8)、三重県(1.5)からの報告が多く、年齢群別では1歳から3歳が全体の約8割を占めた。

* 過去5年間の当該週、前週、後週(計15 週)の平均値

PDFファイルダウンロード


宮崎県衛生環境研究所
〒889-2155 宮崎市学園木花台西2丁目3-2 / 電話.0985-58-1410 FAX.0985-58-0930