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宮崎県感染症情報センター

宮崎県感染症発生動向調査2021年第40号

第24巻第40号[宮崎県40週(10/4〜10/10) 全国第39週(9/27〜10/3)]

宮崎県感染症週報

宮崎県感染症情報センター
宮崎県健康増進課
宮崎県衛生環境研究所

宮崎県第40週の発生動向

トピックス
  • 重症熱性血小板減少症候群(SFTS)(全数報告の感染症)の報告が延岡保健所管内からあった。患者は80歳代の女性で、ダニの刺し口は確認できなかった。県内での報告は、累計87例となった。
  • 新型コロナウイルス感染症(新型インフルエンザ等感染症)の報告が11例あり、2021年の累積報告数は5,256例となった。
全数報告の感染症(40週までに新たに届出のあったもの)
  • 1類感染症:報告なし。
  • 2類感染症:結核5例。
  • 3類感染症:報告なし。
  • 4類感染症:重症熱性血小板減少症候群1例、日本紅斑熱1例。
  • 5類感染症:梅毒1例、破傷風1例。


新型インフルエンザ等感染症(40週までに新たに届出のあったもの)

全数把握対象疾患累積報告数(2021年第1週〜第40週)

(   )内は今週届出分、再掲

定点把握の対象となる5類感染症

・定点医療機関からの報告総数は504人(定点当たり14.4)で、前週比106%と増加した。なお、前週に比べ増加した主な疾患はRSウイルス感染症と手足口病で、減少した主な疾患はA群溶血性レンサ球菌咽頭炎であった。

インフルエンザ・小児科定点からの報告
【手足口病

報告数は218人(6.1)で、前週比118%と増加した。例年同時期の定点当たり平均値*(1.4)の約4.2倍であった。中央(16.0)、宮崎市(11.5)、日向(7.0)保健所からの報告が多く、年齢群別は6ヵ月から3歳が全体の約9割を占めた。

【ヘルパンギーナ】

報告数は46人(1.3)で、前週比98%とほぼ横ばいであった。例年同時期の定点当たり平均値*(1.1)の約1.2倍であった。中央(3.0)、宮崎市(2.6)、日向(1.5)保健所からの報告が多く、年齢群別は1歳から2歳が全体の約8割を占めた。

*過去5年間の当該週、前週、後週(計15週)の平均

基幹定点からの報告

なし。

保健所別 流行警報・注意報レベル基準値以上の疾患

病原体検出情報(衛生環境研究所微生物部 令和3年10月11日までに検出)

細菌

報告なし。

ウイルス

全国2021年第39週の発生動向

全数報告の感染症

定点把握の対象となる5類感染症

定点医療機関当たりの患者報告総数は前週(祝祭日の休診含む)比107%と増加した。なお、前週と比較して増加した主な疾患はA群溶血性レンサ球菌咽頭炎、ヘルパンギーナ及び手足口病で、減少した主な疾患はRSウイルス感染症であった。

手足口病の報告数は3,583人(1.1)で前週比116%と増加した。例年同時期の定点当たり平均値*(1.3)の約0.9倍であった。大分県(10.8)、福岡県(9.0)、佐賀県(5.5)からの報告が多く、年齢群別では1歳から2歳が全体の約7割を占めた。

ヘルパンギーナ報告数は1,633人(0.52)で前週比124%と増加した。例年同時期の定点当たり平均値*(0.67)の約0.8倍であった。大分県(3.0)、島根県(2.5)、鳥取県(2.1)からの報告が多く、年齢群別では1歳から3歳が全体の約8割を占めた。

* 過去5年間の当該週、前週、後週(計15 週)の平均値

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