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宮崎県感染症情報センター

宮崎県感染症発生動向調査2021年第47号

第24巻第47号[宮崎県47週(11/22〜11/28) 全国第46週(11/15〜11/21)]

宮崎県感染症週報

宮崎県感染症情報センター
宮崎県健康増進課
宮崎県衛生環境研究所

宮崎県第47週の発生動向

トピックス
  • つつが虫病(全数報告の感染症)の報告数が都城(6例)、小林(5例)、宮崎市、日南(各1例)保健所管内からあり、2021年の累計が40例となった。
    過去3年間に報告された患者の年齢別割合は、60歳以上が約8割を占めており、発生時期は11月をピークとし冬期に多くなっている。

※1 グラフは発症日を基準に集計。 
(発症日が不明の場合は診断日を基準に集計)
※2 2021年は第47週までの発症者数

全数報告の感染症(47週までに新たに届出のあったもの)
  • 1類感染症:報告なし。
  • 2類感染症:結核1例。
  • 3類感染症:報告なし。
  • 4類感染症:つつが虫病13例、日本紅斑熱1例。
  • 5類感染症:アメーバ赤痢1例、梅毒1例。


全数把握対象疾患累積報告数(2021年第1週〜第47週)

(   )内は今週届出分、再掲

定点把握の対象となる5類感染症

・定点医療機関からの報告総数は502人(定点当たり14.8)で、前週比97%とほぼ横ばいであった。なお、前週に比べ増加した主な疾患は咽頭結膜熱と感染性胃腸炎で、減少した主な疾患は手足口病とヘルパンギーナであった。

インフルエンザ・小児科定点からの報告
【感染性胃腸炎】

報告数は192人(5.3)で、前週比113%と増加した。例年同時期の定点当たり平均値*(9.5)の約0.6倍であった。都城(10.2)、日向(7.8)、小林(7.3)保健所からの報告が多く、年齢群別は1歳から5歳が全体の約7割を占めた。

【手足口病】

報告数は174人(4.8)で、前週比76%と減少した。例年同時期の定点当たり平均値*(1.3)の約3.7倍であった。都城(13.0)、日南(10.3)、小林(4.0)保健所からの報告が多く、年齢群別は6ヵ月から2歳が全体の約8割を占めた。

*過去5年間の当該週、前週、後週(計15週)の平均

基幹定点からの報告

なし。

保健所別 流行警報・注意報レベル基準値以上の疾患

全国2021年第46週の発生動向

全数報告の感染症

定点把握の対象となる5類感染症

定点医療機関当たりの患者報告総数は前週比114%と増加した。なお、前週と比較して増加した主な疾患は咽頭結膜熱、感染性胃腸炎及び手足口病で、減少した主な疾患は流行性耳下腺炎であった。

感染性胃腸炎の報告数は12,062人(3.8)で前週比119%と増加した。例年同時期の定点当たり平均値*(5.7)の約0.7倍であった。福岡県(8.5)、熊本県(7.4)、長崎県(6.6)からの報告が多く、年齢群別では1歳から4歳が全体の約6割を占めた。

手足口病の報告数は5,343人(1.7)で前週比122%と増加した。例年同時期の定点当たり平均値*(0.81)の約2.1倍であった。香川県(6.6)、佐賀県(6.5)、宮崎県(6.4)からの報告が多く、年齢群別では1歳から2歳が全体の約7割を占めた。

* 過去5年間の当該週、前週、後週(計15 週)の平均値

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