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宮崎県感染症情報センター

宮崎県感染症発生動向調査2022年第52号・2023年第1号

第24巻第52号 [宮崎県第52週(12/26〜1/1) 全国第51週(12/19〜12/25)]
第25巻第1号 [宮崎県第1週 (1/2〜1/8) 全国第52週(12/26〜1/1)]

宮崎県感染症週報

宮崎県感染症情報センター
宮崎県感染症対策課
宮崎県衛生環境研究所

令和4年第52週、令和5年第1週の発生動向

トピックス
  • 新型コロナウイルス感染症(新型インフルエンザ等感染症)の報告は、第52週が15,745例、第1週が20,608例あり、1週当たりの報告数としては2022年第33週の19,975例を超え過去最多となった。また、2022年の累積報告数は258,033例、2023年の累積報告数は20,608例となった。※詳細は宮崎県新型コロナウイルス感染症特設サイトを御覧ください。
  • インフルエンザ(定点把握対象の疾患)
    第1週(1/2〜1/8)の定点当たりの報告数が12.4と、今シーズン初めて流行注意報レベル基準値(10)を超えた。定点当たりの報告数が「10」を超えるのは令和2年第6週(10.4)以来である。詳細後述。
全数報告の感染症(52週までに新たに届出のあったもの)
  • 1類感染症:報告なし。
  • 2類感染症:結核2例。
  • 3類感染症:報告なし。
  • 4類感染症:つつが虫病9例。
  • 5類感染症:クロイツフェルト・ヤコブ病1例、劇症型溶血性レンサ球菌感染症1例、侵襲性肺炎球菌感染症2例、梅毒5例。

 

全数把握対象疾患累積報告数(2022年第1週〜第51週)

(   )内は今週届出分、再掲

全数把握対象疾患累積報告数(2023年第1週)

(   )内は今週届出分、再掲

定点把握の対象となる5類感染症

第52週

・定点医療機関からの報告総数は418人(定点当たり10.3)で、前週比95%とほぼ横ばいであった(年末年始含む)。なお、前週に比べ増加した主な疾患はインフルエンザで、減少した主な疾患はRSウイルス感染症とヘルパンギーナであった。

インフルエンザ・小児科定点からの報告
【インフルエンザ】

報告数は191人(3.3)で、前週比347%と増加した。例年同時期の定点当たり平均値*(12.7)の約0.3倍であった。延岡(10.4)、日南(7.4)保健所からの報告が多く、年齢群別は10歳未満が全体の約4割を占めた。

第1週

・定点医療機関からの報告総数は937人(定点当たり19.2)で、前週(年末年始含む)比187%と増加した(年始含む)。なお、前週に比べ増加した主な疾患はインフルエンザ、咽頭結膜熱及びA群溶血性レンサ球菌咽頭炎で、減少した主な疾患は手足口病であった。

インフルエンザ・小児科定点からの報告
【インフルエンザ】

報告数は705人(12.4)で、前週比376%と増加した。例年同時期の定点当たり平均値*(17.5)の約0.7倍であった。延岡(24.0)、中央(17.0)、高鍋(16.5)保健所からの報告が多く、年齢群別は別グラフに示す。

【感染性胃腸炎】

報告数は175人(4.9)で、前週比115%と増加した。例年同時期の定点当たり平均値*(7.9)の約0.6倍であった。中央(13.0)、高鍋(6.8)、小林(6.0)保健所からの報告が多く、年齢群別は1歳から3歳が全体の約半数を占めた。

*過去5年間の当該週、前週、後週(計15週)の平均

基幹定点からの報告

なし

保健所別 流行警報・注意報レベル基準値以上の疾患

病原体検出情報(衛生環境研究所微生物部 令和5年1月9日までに検出)

細菌

なし

ウイルス

なし

全国2022年第51週、第52週の発生動向

全数報告の感染症
第51週

第52週

定点把握の対象となる5類感染症
第51週

定点医療機関当たりの患者報告総数は前週比116%と増加した。なお、前週と比較して増加した主な疾患はインフルエンザ、咽頭結膜熱及び感染性胃腸炎で、減少した主な疾患はRSウイルス感染症、ヘルパンギーナ及び流行性耳下腺炎であった。

インフルエンザの報告数は6,103人(1.2)で前週比234%と増加した。例年同時期の定点当たり平均値*(8.1)の約0.2倍であった。富山県(4.2)、沖縄県(2.9)、神奈川県(2.8)からの報告が多く、年齢群別では10歳未満が全体の約半数を占めた。

感染性胃腸炎の報告数は17,619人(5.6)で前週比113%と増加した。例年同時期の定点当たり平均値*(6.7)の約0.8倍であった。福井県(15.0)、東京都(10.6)、埼玉県(10.5)からの報告が多く、年齢群別では1歳から4歳が全体の約6割を占めた。

* 過去5年間の当該週、前週、後週(計15 週)の平均値

第52週

定点医療機関当たりの患者報告総数は前週比85%と減少した(年末年始含む)。なお、前週と比較して増加した主な疾患はインフルエンザで、減少した主な疾患は手足口病とヘルパンギーナであった。

インフルエンザの報告数は9,768人(2.1)で前週比165%と増加した。例年同時期の定点当たり平均値*(9.4)の約0.2倍であった。沖縄県(9.9)、富山県(6.0)、福岡県(4.2)からの報告が多く、年齢群別では10歳未満が全体の約4割を占めた。

感染性胃腸炎の報告数は12,426人(4.1)で前週比73%と減少した。例年同時期の定点当たり平均値*(5.4)の約0.8倍であった。福井県(9.8)、大分県(7.4)、東京都(7.1)からの報告が多く、年齢群別では1歳から4歳が全体の約6割を占めた。

* 過去5年間の当該週、前週、後週(計15 週)の平均値

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