所長挨拶 研究所の紹介 発表・調査研究 情報・ニュース 宮崎県感染症情報センター 見学と研修のお申し込み リンク集 お問い合わせ

宮崎県感染症情報センター

宮崎県感染症発生動向調査2023年第8号

第25巻第8号 [宮崎県第8週 (2/20〜2/26) 全国第7週(2/13〜2/19)]

宮崎県感染症週報

宮崎県感染症情報センター
宮崎県感染症対策課
宮崎県衛生環境研究所

令和5年第8週の発生動向

トピックス
  • 重症熱性血小板減少症候群(SFTS)(全数報告の感染症)の報告が宮崎市保健所管内からあった。患者は50歳代の男性で、ダニの刺し口は確認できなかった。県内での報告は、累計98例となった。
  • 新型コロナウイルス感染症(新型インフルエンザ等感染症)の報告が657例あり、先週(1,026例)の約0.6倍であった。2023年の累積報告数は53,327例となった。※詳細は宮崎県新型コロナウイルス感染症特設サイトを御覧ください。
全数報告の感染症(8週までに新たに届出のあったもの)
  • 1類感染症:報告なし。
  • 2類感染症:結核1例。
  • 3類感染症:報告なし。
  • 4類感染症:重症熱性血小板減少症候群1例、つつが虫病1例。
  • 5類感染症:梅毒1例。

 

全数把握対象疾患累積報告数(2023年第1週〜第8週)

(   )内は今週届出分、再掲

定点把握の対象となる5類感染症

・定点医療機関からの報告総数は1,206人(定点当たり26.5)で、前週比74%と減少した。なお、前週に比べ増加した主な疾患は水痘で、減少した主な疾患はインフルエンザ、咽頭結膜熱及び感染性胃腸炎であった。

インフルエンザ・小児科定点からの報告
【インフルエンザ】

報告数は703人(12.1)で、前週比67%と減少した。例年同時期の定点当たり平均値*(9.6)の約1.3倍であった。延岡(21.7)、日向(20.7)、都城(12.0)保健所からの報告が多く、年齢群別は5歳から9歳が全体の約4割を占めた。

【感染性胃腸炎】

報告数は437人(12.1)で、前週比84%と減少した。例年同時期の定点当たり平均値*(8.9)の約1.4倍であった。小林(28.7)、中央(18.0)、都城(15.3)保健所からの報告が多く、年齢群別は1歳から4歳が全体の約6割を占めた。

*過去5年間の当該週、前週、後週(計15週)の平均

基幹定点からの報告

なし

保健所別 流行警報・注意報レベル基準値以上の疾患

全国2023年第7週の発生動向

全数報告の感染症

定点把握の対象となる5類感染症

定点医療機関当たりの患者報告総数は前週比100%と横ばいであった。なお、前週と比較して増加した主な疾患は咽頭結膜熱と水痘で、減少した主な疾患は特になかった。

インフルエンザの報告数は62,101人(12.6)で前週比97%とほぼ横ばいであった。例年同時期の定点当たり平均値*(11.2)の約1.1倍であった。福井県(49.0)、石川県(46.4)、岩手県(34.0)からの報告が多く、年齢群別では5歳から9歳が全体の約4割を占めた。

感染性胃腸炎の報告数は23,029人(7.3)で前週比101%とほぼ横ばいであった。例年同時期の定点当たり平均値*(4.6)の約1.6倍であった。愛媛県(17.5)、宮崎県(14.5)、富山県(12.3)からの報告が多く、年齢群別では1歳から4歳が全体の約半数を占めた。

* 過去5年間の当該週、前週、後週(計15 週)の平均値

PDFファイルダウンロード


宮崎県衛生環境研究所
〒889-2155 宮崎市学園木花台西2丁目3-2 / 電話.0985-58-1410 FAX.0985-58-0930