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宮崎県感染症情報センター

宮崎県感染症発生動向調査2023年第11号

第25巻第11号 [宮崎県第11週 (3/13〜3/19) 全国第10週(3/6〜3/12)]

宮崎県感染症週報

宮崎県感染症情報センター
宮崎県感染症対策課
宮崎県衛生環境研究所

令和5年第11週の発生動向

トピックス
  • 新型コロナウイルス感染症(新型インフルエンザ等感染症)の報告が404例あり、先週(605例)の約0.7倍であった。2023年の累積報告数は55,052例となった。※詳細は宮崎県新型コロナウイルス感染症特設サイトを御覧ください。
全数報告の感染症(11週までに新たに届出のあったもの)
  • 1類感染症:報告なし。
  • 2類感染症:結核4例。
  • 3類感染症:報告なし。
  • 4類感染症:つつが虫病1例。
  • 5類感染症:カルバペネム耐性腸内細菌感染症1例、水痘(入院例)1例、梅毒6例、百日咳1例。

 

全数把握対象疾患累積報告数(2023年第1週〜第11週)

(   )内は今週届出分、再掲

定点把握の対象となる5類感染症

・定点医療機関からの報告総数は740人(定点当たり17.9)で、前週比79%とほぼ横ばいであった。なお、前週に比べ増加した主な疾患は特になく、減少した主な疾患はインフルエンザとA群溶血性レンサ球菌咽頭炎であった。

インフルエンザ・小児科定点からの報告
【インフルエンザ】

報告数は335人(5.8)で、前週比62%と減少した。例年同時期の定点当たり平均値*(2.4)の約2.5倍であった。延岡(12.6)、高鍋(9.0)、日南(6.4)保健所からの報告が多く、年齢群別は5歳から9歳が全体の4割を占めた。

【感染性胃腸炎】

報告数は308人(8.6)で、前週比90%と減少した。例年同時期の定点当たり平均値*(7.8)の約1.1倍であった。小林(14.0)、都城(10.5)、宮崎市(9.2)保健所からの報告が多く、年齢群別は1歳から4歳が全体の約半数を占めた。

*過去5年間の当該週、前週、後週(計15週)の平均

基幹定点からの報告

なし

保健所別 流行警報・注意報レベル基準値以上の疾患

病原体検出情報(衛生環境研究所微生物部 令和5年3月20日までに検出)

細菌

ウイルス


全国2023年第10週の発生動向

全数報告の感染症

定点把握の対象となる5類感染症

定点医療機関当たりの患者報告総数は前週比105%と増加した。なお、前週と比較して増加した主な疾患は咽頭結膜熱とヘルパンギーナで、減少した主な疾患は特になかった。

インフルエンザの報告数は54,796人(11.1)で前週比109%と増加した。例年同時期の定点当たり平均値*(4.0)の約2.8倍であった。岩手県、富山県(26.0)、石川県(25.1)からの報告が多く、年齢群別では5歳から9歳が全体の約4割を占めた。

感染性胃腸炎の報告数は18,503人(5.9)で前週比99%とほぼ横ばいであった。例年同時期の定点当たり平均値*(4.2)の約1.4倍であった。富山県(14.5)、大分県(14.1)、愛媛県(12.0)からの報告が多く、年齢群別では1歳から5歳が全体の約6割を占めた。

* 過去5年間の当該週、前週、後週(計15 週)の平均値

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