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宮崎県感染症情報センター

宮崎県感染症発生動向調査2023年第12号

第25巻第12号 [宮崎県第12週 (3/20〜3/26) 全国第11週(3/13〜3/19)]

宮崎県感染症週報

宮崎県感染症情報センター
宮崎県感染症対策課
宮崎県衛生環境研究所

令和5年第12週の発生動向

トピックス
  • 重症熱性血小板減少症候群(SFTS)(全数報告の感染症)の報告が宮崎市保健所管内からあった。患者は60歳代の男性で、ダニの刺し口があった。県内での報告は、累計99例となった。
  • 新型コロナウイルス感染症(新型インフルエンザ等感染症)の報告が313例あり、先週(404例)の約0.8倍であった。2023年の累積報告数は55,365例となった。※詳細は宮崎県新型コロナウイルス感染症特設サイトを御覧ください。
全数報告の感染症(12週までに新たに届出のあったもの)
  • 1類感染症:報告なし。
  • 2類感染症:結核5例。
  • 3類感染症:報告なし。
  • 4類感染症:重症熱性血小板減少症候群1例。
  • 5類感染症:アメーバ赤痢1例、侵襲性肺炎球菌感染症1例、梅毒5例、播種性クリプトコックス症1例。

 

全数把握対象疾患累積報告数(2023年第1週〜第12週)

(   )内は今週届出分、再掲

定点把握の対象となる5類感染症

・定点医療機関からの報告総数は689人(定点当たり16.7)で、前週比94%と減少した。なお、前週に比べ増加した主な疾患は咽頭結膜熱とA群溶血性レンサ球菌咽頭炎で、減少した主な疾患はインフルエンザ、感染性胃腸炎及びヘルパンギーナであった。

インフルエンザ・小児科定点からの報告
【インフルエンザ】

報告数は308人(5.3)で、前週比92%と減少した。例年同時期の定点当たり平均値*(1.7)の約3.2倍であった。日向(13.0)、延岡(9.9)、高鍋(7.0)保健所からの報告が多く、年齢群別は5歳から9歳が全体の4割を占めた。

【感染性胃腸炎】

報告数は283人(7.9)で、前週比92%と減少した。例年同時期の定点当たり平均値*(7.1)の約1.1倍であった。都城、中央(12.0)、高千穂(11.0)保健所からの報告が多く、年齢群別は1歳から4歳が全体の約6割を占めた。

*過去5年間の当該週、前週、後週(計15週)の平均

基幹定点からの報告

なし

保健所別 流行警報・注意報レベル基準値以上の疾患

全国2023年第11週の発生動向

全数報告の感染症

定点把握の対象となる5類感染症

定点医療機関当たりの患者報告総数は前週比83%と減少した。なお、前週と比較して増加した主な疾患はRSウイルス感染症と水痘で、減少した主な疾患はインフルエンザと感染性胃腸炎であった。

インフルエンザの報告数は41,319人(8.4)で前週比76%と減少した。例年同時期の定点当たり平均値*(2.7)の約3.1倍であった。新潟県(19.5)、富山県(18.4)、岩手県(16.7)からの報告が多く、年齢群別では5歳から9歳が全体の約4割を占めた。

感染性胃腸炎の報告数は16,767人(5.4)で前週比91%と減少した。例年同時期の定点当たり平均値*(3.9)の約1.4倍であった。大分県(12.8)、鹿児島県、愛媛県(10.4)からの報告が多く、年齢群別では1歳から5歳が全体の約6割を占めた。

* 過去5年間の当該週、前週、後週(計15 週)の平均値

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