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宮崎県感染症情報センター

こども感染症情報8号

RSウイルス感染症に気をつけましょう。(2月22日〜2月28日)

RSウイルス感染症の報告が増えています。延岡市周辺で患者さんが多く、ほとんどが1歳以下の子どもたちです。

ウイルスによっておこる急性呼吸器感染症で冬に流行し、4〜5日の潜伏期間後、鼻水、咳、38〜39度の発熱など風邪の症状が現れ、通常1〜2週間で治ります。1歳未満の乳児がかかりやすく、特に6ヵ月未満の小さなこどもは、急激に悪化し、重症化(気管支炎や肺炎)することもあります。痰が詰まったような咳やゼーゼーとのどが鳴るなどの症状がみられたら早めに医療機関を受診しましょう。

このウイルスは感染力が強く、免疫ができにくいため繰り返し感染しますが、何度もかかるうちに徐々に免疫ができて症状は軽くなります。2歳以上になると鼻カゼ程度ですむこともあります。

患者さんの咳の飛沫を吸い込んだり、ウイルスが付着した手指や物を介して感染します。予防はかぜやインフルエンザと同様で、外出後の石けんによる手洗い、うがいを必ず行うようにしましょう。乳幼児の多い保育園では感染が急速に広がることがあるので、積極的に手洗いうがいを行いましょう。


宮崎県衛生環境研究所
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