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宮崎県感染症情報センター

こども感染症情報10号

溶レン菌感染症が増えています。(3月8日〜3月14日)

溶レン菌感染症(A群溶血性レンサ球菌咽頭炎)の報告が延岡・高鍋周辺で多く、10歳未満の子どもたちが多く感染しています。

この病気は夏季を除き1年を通して流行し大人も感染します。症状は突然の発熱、全身倦怠感、のどの痛みによって発症し、へんとう腺が腫れ、嘔吐やお腹が痛くなったりすることもあります。

溶レン菌感染そのものは、抗生物質を2〜3日飲めば治まりますが、急性腎炎、リウマチ熱、血管性紫斑病などの合併症を防ぐために、症状が改善しても勝手に薬を中断せず、指示された期間(10〜14日間)薬を飲むことが大切です。喉の痛みが強いときには、軟らかく薄味で刺激の少ない食事にし、水分補給を心がけましょう。

患者さんの咳やくしゃみ、唾液の飛沫や、排出された細菌が手などを介して口に入ることによって感染するので、集団感染することもあります。家庭内でも感染が起こりやすいので、家族に患者さんがいる時には、兄弟のお子さんは濃厚な接触は避け、手洗いを徹底し、うがいも頻繁にするようにしましょう。


宮崎県衛生環境研究所
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