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宮崎県感染症情報センター

こども感染症情報15号

手足口病と嘔吐下痢症(感染性胃腸炎)に注意しましょう。(4月12日〜4月18日)

手足口病の報告が増えています。この病気はウイルスに感染しておこります。夏に流行し、例年今の時期から感染者が増加します。主に2歳以下の子どもたちが多く感染します。

手のひらや、足の裏、口の中、おしりなどにあずき状の白っぽい水ぶくれができるのでこのような名前がついています。口の中の水ぶくれは痛みがあり食欲がなくなることが多いのですが、体にできた水ぶくれはかゆみや痛みがなく、しばらくすると破れることなく乾燥し消えていきます。熱が出ることもありますが、それほど高くはなりません。まれに髄膜炎や脳炎などの重い合併症のおそれがありますので、高熱が出たときにはすぐに医療機関を受診しましょう。

嘔吐下痢症は国富町、小林市、延岡市周辺からの報告が多く、警報レベルを超えています。3歳以下のこども達が多く感染しています。

この病気はウイルスや細菌などに感染することによっておこります。二次感染を予防するためには、石けんによる手洗いが重要です。普段から調理の前や食事の前、トイレの後は石けんで手を洗いましょう。また、便や嘔吐物を処理するときには「使い捨ての手袋を着用し、使い捨ての布やペーパータオル等ですぐに拭き取る」、「乾燥させない」、「消毒する」の3原則をまもりましょう。


宮崎県衛生環境研究所
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