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宮崎県感染症情報センター

こども感染症情報17・18号

みずぼうそうに注意しましょう。(4月26日〜5月9日)

みずぼうそう(水痘)の報告が増えています。特に延岡市、日南市周辺で流行がみられ、警報レベルを超えています。4歳以下の子どもたちが多く感染しています。

水ぼうそうに感染すると37〜39度の熱が出て、それと同時に強いかゆみを伴った小さな水ぶくれが全身にできます。水ぶくれは3〜4日たつと破れて乾き、黒いかさぶたになりかゆみもおさまってきます。気道を介して飛まつ感染するか、水ぶくれや粘膜の排出物から接触感染することによりうつります。人にうつる力が強いので、水ぶくれが完全にかさぶたになるまで、外出は控えましょう。この病気に直接効く薬はなく、かゆみを和らげる塗り薬や解熱剤が処方されます。かゆみが強いので子供はひっかきやすく、そのため細菌による感染をおこしやすくなります。爪を短くし、手をきれいにして2次感染を起こさないように注意しましょう。発疹に気づいたら、早めにかかりつけの医療機関を受診しましょう。

その他、感染性胃腸炎が延岡市周辺、手足口病が小林市周辺、おたふくかぜが日向市周辺で流行がみられ、警報レベルを超えています。石けんでの手洗い、うがいをし感染予防に努めましょう。


宮崎県衛生環境研究所
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