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宮崎県感染症情報センター

こども感染症情報22号

手足口病の流行警報が発令されました。(5月31日〜6月6日)

手足口病の報告が増えています。今年は例年の同じ時期と比べると報告数が多くなっており、流行警報が発令されました。全国的にも報告数がかなり多くなっています。

この病気はウイルスに感染しておこります。夏に流行し、例年今の時期から感染者が増加します。主に2歳以下の子どもたちが多く感染します。手のひらや、足の裏、口の中、おしりなどに白っぽい水ぶくれができるのでこのような名前がついています。口の中の水ぶくれは痛みがあり食欲がなくなることが多いのですが、体にできた水ぶくれはかゆみや痛みがなく、しばらくすると破れることなく乾燥し消えていきます。熱が出ることもありますが、それほど高くはなりません。まれに髄膜炎や脳炎などの重い合併症のおそれがありますので、高熱が出たときにはすぐに医療機関を受診しましょう。

咳、くしゃみによる飛沫感染、水疱の内容物や便の中に含まれるウイルスに接触することで感染します。保育施設や家庭で集団発生することがあります。オムツ交換やトイレの後は、石けんで手を洗い感染予防に努めましょう。


宮崎県衛生環境研究所
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