所長挨拶 研究所の紹介 発表・調査研究 情報・ニュース 宮崎県感染症情報センター 見学と研修のお申し込み リンク集 お問い合わせ

宮崎県感染症情報センター

こども感染症情報23号

手足口病が増えています。(6月7日〜6月13日)

手足口病の報告が増えています。1歳から3歳の子どもたちが多くかかっており、日南市、都城市周辺で流行が見られます。今年は例年に比べると流行の時期が早く、報告数も多くなっています。

手足口病は手のひらや、足の裏、口の中、お尻などに白っぽい水ぶくれができます。水ぶくれは破れることはなく、しばらくすると乾燥し消えてしまいます。口の中にできた水ぶくれは痛みがあり、食欲がなくなることもありますので、軟らかく薄味で刺激の少ない食事を与えましょう。熱が出ることもありますが、ふつう1〜3日くらいで治まります。高熱が出たときは、まれに髄膜炎や脳炎などの重い合併症のおそれがありますのですぐに医療機関を受診しましょう。

この病気は、ウイルスによって感染します。原因ウイルスが数種類あるので何度もかかることがあります。ウイルスは主におなか(腸管)の中で増え、便が手について口からもうつります。おむつを交換した後の手にはウイルスがたくさん付いていることがあるので、他のお子さんにうつさないためにも、石けんで手を洗いしましょう。


宮崎県衛生環境研究所
〒889-2155 宮崎市学園木花台西2丁目3-2 / 電話.0985-58-1410 FAX.0985-58-0930