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宮崎県感染症情報センター

こども感染症情報29号

プール熱(咽頭結膜熱)が増えてきました。(7月19日〜7月25日)

夏休みも始まりこれからプールに入る機会も増えます。そこで注意したい感染症のひとつにプール熱(咽頭結膜熱)があります。夏にプールでうつることが多いためこのような名前がついていますが、急性のウイルス性感染症です。夏かぜの一種なのでプールに入らなくてもかかることがあります。

小児に多い病気で、38度から39度の熱が4〜5日続き、のどの痛み(咽頭炎)や目の炎症(結膜炎)がおこります。小さなこどもたちでは、嘔吐や下痢といった症状が出ることもあります。
例年、6月頃から徐々に増え始め、7月から8月が流行のピークとなります。今年は、まだ感染者は多くありませんが、これからプールに入る機会が増えると、流行するおそれがあります。
プールに入る前には、十分に体を洗って入りましょう。また、あがったときにも、シャワーで体を洗い、目洗い、うがいをして予防に心がけましょう。また、家族に患者がいる場合にはタオルを一緒に使うのは避けましょう。

その他、手足口病が国富町、日南市、日向市周辺、ヘルパンギーナが日南市周辺、おたふくかぜが日向市周辺でそれぞれ流行していますので注意しましょう。


宮崎県衛生環境研究所
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