マダニに注意しましょう(8月9日〜8月15日)
日本紅斑熱(にほんこうはんねつ)の報告が2例ありました。この病気は病原体を持っているマダニに刺されて2〜8日後に発病する感染症で、高熱や全身の発疹、吸血された箇所の刺し口(かさぶた)が特徴です。大変似た感染症につつが虫病がありますが、つつが虫病よりも重症化することが多いようです。ヒトからヒトへの感染はありません。
県内では、毎年春から秋にかけて患者の発生が報告されています。田畑や山林での作業、山歩き、山菜採り、河川敷での魚釣りなどで感染がみられます。
野山や畑、草むらなど、ダニの生息場所に出かけるときには、長袖、長ズボン、手袋などを着用し、肌の露出を少なくしましょう。また、露出部分には防虫スプレーを使用する事をおすすめします。草むらや地面に直接座っての休憩や、衣服の直置きはやめ、帰宅後はすぐに入浴し、体に付いたダニを落とし、新しい服に着替えましょう。
もし、皮膚にダニがついていたら医療機関でとってもらいましょう。無理にとろうとして潰すと、刺された口の部分から病原体が体の中に注入されてしまいますので注意しましょう。