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宮崎県感染症情報センター

こども感染症情報35号

はやり目(流行性角結膜炎)が増えています。(8月30日〜9月5日)

はやり目の報告が増えています。この病気は、アデノウイルス8型や19型というウイルスが結膜に感染したもので、夏に多く、成人を中心に幅広い年齢層で感染します。

急に充血し、まぶたの裏側にブツブツができ大量の目やにが出て、涙が増え、かゆみや眼がゴロゴロしたり、まぶしく感じることもあります。ひどくなると、耳の前のリンパ腺やまぶたが腫れ、熱が出ることもあります。片方の目の充血から2〜3日でもう片方の目にも症状がでて、2〜4週間程で治ります。

感染力が非常に強いので、はやり目にかかった人の目を触った手で他の人の目を触ると感染します(接触感染)。タオルからの感染もあるので家族内に患者さんがいる場合にはタオルは別にしましょう。患者さんは他の人にうつさないために目に触らないようにし、目やにはティッシュで拭いて捨て、お風呂には最後に入るようにしましょう。周囲の人は石けんと流水での手洗いを徹底しましょう。

このウイルスは熱や消毒薬に弱いので、タオルや枕カバーなどは熱湯で煮沸消毒できます。熱に弱いものに対しての消毒は塩素系漂白剤、アルコールが有効です。


宮崎県衛生環境研究所
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