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宮崎県感染症情報センター

こども感染症情報49号

嘔吐下痢症(感染性胃腸炎)が増えています。(12月6日〜12月12日)

嘔吐下痢症の報告が増えてきました。国富町、都城市、日南市、小林市、高鍋町周辺からの報告が多く警報レベルを超えています。

冬に発生する嘔吐下痢症(感染性胃腸炎)のほとんどがウイルスによるものです。ウイルスを原因とする嘔吐下痢症への特別な治療法はなく、つらい症状を軽減するための処置(対症療法)が行われます。乳幼児や高齢者では嘔吐や下痢によって脱水症状を起こすことがありますので注意しましょう。特に乳児の場合には病気の進行が急速なこともあるので、発熱、下痢、嘔吐などの症状があらわれたときには、早めに医療機関を受診しましょう。薬物等による治療効果は弱いので予防が肝心です。

感染を予防するためには、石けんと流水による手洗いが最も重要です。おむつ交換や嘔吐物の処理をした後、トイレの後、調理や食事の前には石けんで手を洗いましょう。嘔吐物や便を処理するときには、使い捨ての手袋、マスク、エプロンを着用し、汚物はできるだけペーパータオル等を利用して拭き取りましょう。汚れた床や畳なども漂白剤を染み込ませたペーパータオル等で拭きましょう。その汚物等はビニール袋に入れ密閉し、燃えるゴミとして処理しましょう。


宮崎県衛生環境研究所
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