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宮崎県感染症情報センター

こども感染症情報10号

嘔吐下痢症(感染性胃腸炎)が増えています。(3月7日〜3月13日)

嘔吐下痢症(感染性胃腸炎)の報告が増えています。先週に引き続き県全体で流行警報開始基準値を上回っています。地域別では日南市、小林市、都城市周辺からの報告が多く警報レベルを超えています。5歳以下の小さなこども達が多く感染していますが、高齢者を含めた幅広い年齢層で報告されています。

冬に流行する嘔吐下痢症の原因は主にノロウイルスで、嘔吐と下痢が主な症状ですが、熱が出たり、嘔吐や下痢によって脱水症を起こす場合もあります。

感染した人の便や吐物にはウイルスが含まれていますが、それに触れた手指を介してウイルスが口に入ることで感染したり、便や吐物が乾燥し、それと一緒に舞い上がったウイルスを体内に取り込むことで感染します。またウイルスに汚染された食品を介して感染する(食中毒)こともあります。

感染を予防するためには、手洗いが最も重要です。おむつ交換や嘔吐物の処理をした後、トイレの後、調理や食事の前には石けんで手を洗いましょう。タオル等から感染が広がることもあります。タオルの共有は止め、使い捨てか、個人用タオルを利用しましょう。

インフルエンザの報告も増加しました。石けんでの手洗いとうがいをし、感染予防に努めましょう。


宮崎県衛生環境研究所
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