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宮崎県感染症情報センター

こども感染症情報22号

手足口病とリンゴ病(伝染性紅斑)が増加しています。(5月30日〜6月5日)

手足口病は夏に流行し、例年今の時期から感染者が増加します。手のひらや、足の裏、口の中、おしりなどに白っぽい水ぶくれができます。口の中の水ぶくれは痛みがあり食欲がなくなることが多いのですが、体にできた水ぶくれはかゆみや痛みがなく、しばらくすると破れることなく乾燥し消えていきます。熱が出ることもありますが、それほど高くはなりません。まれに髄膜炎や脳炎などの重い合併症のおそれがありますので、高熱が出たときにはすぐに医療機関を受診しましょう。

咳、くしゃみによる飛沫感染、水疱の内容物や便の中に含まれるウイルスに接触することで感染します。保育施設や家庭で集団発生することがあります。オムツ交換やトイレの後は、石けんで手を洗い感染予防に努めましょう。

リンゴ病は10〜20日の潜伏期間の後、頬がリンゴのように赤くなり、手足がレース模様に赤くなります。発疹に先だって微熱、咳、鼻汁、のどの痛みがでることもあります。1週間ほどで治りますが、妊婦が感染すると流産することがあります。また血液の病気をもっている人が感染すると、貧血が強くなることがあるので注意しましょう。予防は石けんでの手洗いとうがいです。


宮崎県衛生環境研究所
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