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宮崎県感染症情報センター

こども感染症情報24号

手足口病とヘルパンギーナの報告が増えています。(6月13日〜6月19日)

一般的に夏かぜと言われるものに、手足口病、ヘルパンギーナ、プール熱(咽頭結膜熱)などがあり、これらはウイルスによって引き起こされ、夏を中心に流行します。

手足口病は手のひらや足の裏、口の中、おしりなどに白っぽい水ぶくれができます。口の中の水ぶくれは痛みがあり食欲がなくなることが多いのですが、体にできた水ぶくれはかゆみや痛みがなく、しばらくすると破れることなく乾燥し消えていきます。熱が出ることもありますが、それほど高くはなりません。

ヘルパンギーナは突然38度以上の熱が出て、口の中に小さな水ぶくれができます。水ぶくれは上あごからのどの奥のほうにできます。熱は2〜4日でさがり、他の症状も一週間ほどでおさまりますが、口の中の水ぶくれが破れると痛みがでて食事や水分が十分にとれなくなることがあり、脱水症状を起こしやすくなります。

これらのウイルスは主にお腹の中(腸管)で増えますが、治った後も1〜4週間はウイルスが便の中に排出されるので、排便後やおむつ交換後には手洗いを徹底しましょう。予防方法は、石けんでの手洗いとうがいをしっかり行うことです。


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