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宮崎県感染症情報センター

こども感染症情報32号

夏場の体温上昇に気をつけましょう。(8月8日〜8月14日)

夏場の体温上昇は感染症による発熱もありますが、熱中症による体温上昇にも注意しましょう。

私たちの体では運動や体の営みによって常に熱が産出されますが、同時に私たちの体には、異常な体温変化を抑えるための発汗など効率的な調節機構も備わっています。しかし、気温が高かったり、激しい運動などにより体内でたくさんの熱が作られたりすると、熱の産出と放出のバランスが崩れて、体温の上昇によるいろんな障害が出てきます。このような状態が熱中症です。

日陰を選んで歩く、日傘をさす、帽子をかぶる、服装を工夫するなど暑さを避け、飲み物を持って外出することをおすすめします。また、室内においても、扇風機やエアコンを上手に使い室温を調節しながら、こまめに水分を補給しましょう。さらに、たくさん汗をかいたときには、500mlの水やお茶に対して、減塩の梅干し1個の割合で塩分も補給しましょう。

汗をふいてもふいても出てくるようなときには、めまい、立ちくらみ、体がだるいなどの症状が出る前に、水分を補給しましょう。さらに、体が痛い、体が震える、こむら返りなどの症状があるときは、水分だけでなく塩分も補給し様子を見て、なかなか症状が治まらないときは、早めに病院へ行きましょう。

また、手足口病、ヘルパンギーナ、伝染性紅斑が引き続き流行警報発令中ですので、日頃から石けんを使った手洗いを心がけましょう。


宮崎県衛生環境研究所
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