RSウイルス感染症が増えています。(8月15日〜8月21日)
RSウイルス感染症は主に冬季に流行する呼吸器感染症ですが、今年は例年より早く流行し始めています。例年同時期と比べると約27倍の報告数となっています。
ウイルスによる呼吸器の感染症で、かぜのような軽い症状も含めて多くの子どもがかかります。乳幼児では細気管支炎、肺炎など重症化しやすく、注意が必要です。痰が詰まったような咳やゼーゼーとのどが鳴るなどの症状がみられたら早めに医療機関を受診しましょう。感染力が強く、免疫ができにくいため繰り返し感染しますが、何度もかかるうちに徐々に免疫ができて症状は軽くなります。患者さんの咳の飛沫を吸い込んだり、ウイルスが付着した手指や物を介して感染します。
予防はかぜやインフルエンザと同様で、外出後の石けんでの手洗い、うがいを必ず行いましょう。また、バランスの取れた食事を摂り、十分な睡眠と規則正しい生活を心がけましょう。
手足口病、伝染性紅斑、ヘルパンギーナの報告数は減少してきましたが、例年同時期と比べると依然として報告数が多く、流行警報発令中です。予防はRSウイルス感染症と同じで、石けんでの手洗いとうがいです。