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宮崎県感染症情報センター

こども感染症情報35号

RSウイルス感染症が増えています。(8月29日〜9月4日)

RSウイルス感染症の報告は先週よりさらに増え、過去5年間でもっとも患者数が多く、特に日向地区周辺で流行し、宮崎・都城・延岡地区でも増えています。

1歳未満の乳児がかかりやすく、鼻水、咳、38〜39度の発熱といった風邪の症状ではじまります。特に6ヵ月未満の小さなこどもは、急激に悪化し、重症化(気管支炎や肺炎)することもあるので注意が必要です。重症化させないために、痰が詰まったような咳やゼーゼーとのどが鳴るなどの症状がみられたら早めに医療機関を受診しましょう。ウイルスに効く薬はないため、それぞれの症状に対する治療が中心となります。

このウイルスは感染力が強く、免疫ができにくいため繰り返し感染しますが、何度もかかるうちに徐々に免疫ができて症状は軽くなります。2歳以上になると鼻カゼ程度ですむこともあります。

予防は外出後の石けんによる手洗いとうがいです。乳幼児の多い保育園では感染が急速に広がることがあるので、積極的に手洗いとうがいを行いましょう。

また手足口病、ヘルパンギーナ、伝染性紅斑も流行しており流行警報発令中です。予防はRSウイルス感染症と同じで、石けんでの手洗いとうがいです。


宮崎県衛生環境研究所
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