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宮崎県感染症情報センター

こども感染症情報45号

RSウイルス感染症に注意しましょう。(11月7日〜11月13日)

今年の夏に増加したRSウイルス感染症が増えています。この感染症は例年冬に患者さんが増えるので、引き続き注意しましょう。今週の報告数は例年の8割程度で、高鍋・日向地区からの報告が多く、患者さんのほとんどが2歳以下の乳幼児です。

ウイルスによる呼吸器の感染症で、風邪のような軽い症状も含めて多くの子供がかかります。また、このウイルスは感染力が強く、免疫ができにくいため繰り返し感染しますが、何度もかかるうちに次第に免疫ができて症状は軽くなります。しかし6ヶ月未満の乳児がかかると急激に悪化し、気管支炎や肺炎を引き起こしたりすることがあります。小さい子供たちに痰が詰まったような咳やゼーゼーとのどが鳴る等の症状がみられたら、重症化させないために早めに医療機関を受診しましょう。

ウイルスを含む飛まつ(しぶき)がくしゃみや咳で空気中に放出され、それを吸い込む、あるいは飛まつが鼻、口や目に接触することで感染します。乳幼児の多い保育園では感染が急速に広がることがあるので、積極的に手洗いとうがいを行い感染予防につとめましょう。


宮崎県衛生環境研究所
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