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宮崎県感染症情報センター

こども感染症情報50号

みずぼうそう(水痘)に注意しましょう。(12月12日〜12月18日)

みずぼうそうの患者さんの報告数は5週続けて増えており、流行注意報レベル(4.0)を超えています。今後4週間以内に流行する可能性が高いため、注意が必要です。延岡市周辺で流行が見られ、4歳以下の子どもたちが多く感染しています。

みずぼうそうは冬から春にかけて流行し、感染してから症状が出るまでの期間は2週間前後です。咳やくしゃみの飛沫(しぶき)を吸い込むことで感染したり(飛まつ感染)、水ぶくれの中の体液(ウイルス)に触れることでうつります(接触感染)。感染すると38度前後の熱が出て、それと同時に強いかゆみを伴った小さな水ぶくれが全身にできます。かゆみが強いため掻いてしまい、細菌による感染もおこしやすくなるので、爪を短くし、手をきれいにしておきましょう。水ぶくれは3〜4日たつと破れて乾き、黒いかさぶたになりかゆみもおさまってきます。人にうつる力が強いので、水ぶくれが完全にかさぶたになるまで、外出は控えましょう。

また、水ぶくれに気づいたら早めに受診しましょう。病院についたら、みずぼうそうかもしれないと伝えておきましょう。

予防にはワクチン接種が効果的です。1歳を過ぎれば任意で受けることができます。保育園や幼稚園でうつることが多いので、集団生活に入る前に受けておくとよいでしょう。


宮崎県衛生環境研究所
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