おたふくかぜに注意しましょう。(1月2日〜1月8日)
今週はおたふくかぜの患者さんが増えました。日南市周辺で流行しており、3歳から7歳の子供たちが多く感染しています。
おたふくかぜは、唾液等に含まれるムンプスウイルスがのどや鼻から入って感染します(飛沫・接触感染)。ウイルスが体に入ってから症状が出るまでの潜伏期間は2〜3週間で、幼稚園児や小学生がかかりやすい病気です。
かかると、軽い熱が出て耳の下(耳下腺)やあごの下にある唾液を出す唾液腺が腫れて痛みます。熱は、耳下腺が腫れる前から出て、腫れがピークになるころまで続きます。1〜2週間程度でよくなりますが、その間に高熱や頭痛、嘔吐などの症状があるときは合併症(髄膜炎など)も考えられますので、すぐに受診しましょう。人にうつりやすい時期は、腫れが出る2〜3日前から発症後1週間ほどです。その間は外出を控えましょう。治療はそれぞれの症状に対する治療(対症療法)が中心となります。
予防にはワクチンが効果的で1歳から受けることができます。保育園や幼稚園でうつることが多いので、集団生活に入る前に受けておくとよいでしょう。