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宮崎県感染症情報センター

こども感染症情報6号

インフルエンザが引き続き流行しています。(2月6日〜2月12日)

インフルエンザの患者さんは前週よりわずかに減りましたが、まだ流行レベルにあります。宮崎市周辺、都城市周辺からの報告が特に多くなっています。今までの流行は主にA香港型でしたが、B型のインフルエンザウイルスも検出されています。一度感染しても違う型のインフルエンザに感染する可能性もあるので注意しましょう。

インフルエンザウイルスはくしゃみや咳によって飛沫感染しますが、ウイルスは1回のくしゃみで約200万個、咳で約10万個排出され、1から1.5メートル飛散します。かかってしまった人は周りの人にうつさないためにも、まだかかってない人は自分自身が感染しないためにもマスクを着用しましょう。また、人混みを避け、帰宅時に石けんでの手洗い、うがいを十分に行い感染予防に努めましょう。

感染性胃腸炎の報告は減少し、警報は解除されましたが、年間を通して患者さんが多く報告され、毎年春先(3月から4月)に、患者さんが再び増加しています。ノロウイルスを原因とする場合、症状が続く期間は1〜2日と短期間ですが、ロタウイルスを原因とする場合(便が白っぽくなる)は5〜6日持続することもあります。ロタウイルス性下痢症の場合、嘔吐や下痢の症状が激しく、長引くため脱水症状を起こしやすいので早めに医療機関を受診しましょう。


宮崎県衛生環境研究所
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