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宮崎県感染症情報センター

こども感染症情報11号

はしか(麻しん)・風しんに注意しましょう。(3月12日〜3月18日)

宮崎県内では今年に入り、はしかと風しんの報告はありませんが、全国では患者さんの報告が続いています。特に、風しんは例年同時期より患者さんが多いようです。

例年春から夏にかけてはしかと風しんは流行していましたが、ここ数年は患者さんが減り、季節的な特徴はあまりみられなくなっています。しかし最近、全国では、はしかは海外で感染する患者さんが増えている傾向がみられます。

治療はどちらも、つらい症状を和らげるための対症療法が中心となります。はしかは感染力が非常に強く、感染すると肺炎、中耳炎、脳炎などの合併症を引き起こすおそれがあります。また、妊婦さんが風しんにかかるとお腹の赤ちゃんも風しんのウイルスに感染することがあります。

そのため予防接種により、予防することが重要になります。定期のワクチン接種時期は1歳児と小学校入学前1年間の2回です。また全国の感染者の状況から成人の感染者が多くなっていますので、成人を含め、ワクチン未接種の方やかかったことの無い方は体調をみて予防接種を受けましょう。定期のワクチン接種の詳しいことはお住まいの市町村役場や医療機関におたずねください。


宮崎県衛生環境研究所
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