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宮崎県感染症情報センター

こども感染症情報20号

夏かぜに気をつけましょう。(5月14日〜5月20日)

今週もヘルパンギーナの患者さんが増えました。2週連続で増加しています。

一般的に夏かぜと言われるものに、プール熱(咽頭結膜熱)、手足口病、ヘルパンギーナなどがあり、これらはウイルスによって引き起こされ、夏を中心に流行します。

ヘルパンギーナは突然38度以上の発熱、口の中に小さな水ぶくれができます。水ぶくれは上あごからのどの奥のほうにできます。熱は2〜4日でさがり、他の症状も一週間ほどでおさまりますが、口の中の水ぶくれが破れると痛みがでて食事や水分が十分にとれなくなることがあり、脱水症状を起こしやすくなります。

手足口病は手のひらや足の裏、口の中、おしりなどに白っぽい水ぶくれができます。水ぶくれはしばらくすると破れることなく乾燥し消えていきます。熱が出ることもありますが、それほど高くはなりません。

プール熱(咽頭結膜熱)はプールでうつることが多いためこのような名前がついていますが、プールに入らなくても感染します。39度前後の熱が出て、のどの痛み(咽頭炎)や目の炎症(結膜炎)が起こります。

これらの病気の治療は、つらい症状を和らげるための対症療法が中心となります。手洗いうがいを積極的に行い、予防しましょう。


宮崎県衛生環境研究所
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