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宮崎県感染症情報センター

こども感染症情報24号

ヘルパンギーナが増えています。(6月11日〜6月17日)

ヘルパンギーナの患者さんの増加が続いています。この時期から秋口にかけてはやる夏かぜの一種で、4歳くらいまでの幼児が多く感染します。原因となるウイルスが数種類あるため、何度か似た症状がでることがあります。

このウイルスに効果的な治療薬はないため、つらい症状を和らげるための対症療法が中心となります。そのため予防が大切です。咳やくしゃみ、唾液、便の中にウイルスは含まれています。石けんでの手洗いとうがいをしっかり行い、予防しましょう。

感染すると高熱がでて、のどの奥の方に水ぶくれができます。水ぶくれが破れると痛みのため食欲が落ちます。食事はお豆腐、ゼリーなどのやわらかく、のどごしのよいものを食べさせましょう。味は薄めで、ぬるめにします。冷たいもの、熱いもの、酸っぱいものはしみて痛みますので避けたほうがよいでしょう。また、高熱や汗のため脱水症状にならないよう、水分の補給はしっかりしましょう。元気が無く、ぐったりしているときには、すぐに医療機関を受診しましょう。

これから、さらに増加が予想されますので、十分に注意しましょう。


宮崎県衛生環境研究所
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