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宮崎県感染症情報センター

こども感染症情報25号

夏かぜを予防しましょう。(6月18日〜6月24日)

一般的に夏かぜと言われるものに、プール熱(咽頭結膜熱)、手足口病、ヘルパンギーナなどがあり、これらはウイルスによって引き起こされます。

ヘルパンギーナは38度以上の熱が突然出て、口の中(上あごからのどの奥)に小さな水ぶくれができます。前週に比べ今週も患者さんが増え、例年よりも多い状態です。

手足口病は手のひらや足の裏、口の中、おしりなどに白っぽい水ぶくれができます。水ぶくれはしばらくすると破れることなく乾燥し消えていきます。熱が出ることもありますが、それほど高くはなりません。昨年は大流行しましたが、今のところ患者さんは少ないようです。

プール熱(咽頭結膜熱)はプールでうつることが多いためこのような名前がついていますが、プールに入らなくても感染します。39度前後の熱が出て、のどの痛み(咽頭炎)や目の炎症(結膜炎)が起こります。地域によっては患者さんが多くなっています。

これらの病気を引き起こすウイルスに効果的な治療薬はないため、つらい症状を和らげるための対症療法が中心となります。そのため予防が大切です。咳やくしゃみ、唾液、便の中にウイルスは含まれています。石けんでの手洗いとうがいをしっかり行い、予防しましょう。


宮崎県衛生環境研究所
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