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宮崎県感染症情報センター

こども感染症情報26号

ヘルパンギーナが流行警報レベルを超えました。(6月25日〜7月1日)

夏かぜともいわれるヘルパンギーナの増加が続き、県全体で流行警報レベルを超えました。例年よりも患者さんが1.5倍多く、大流行した昨年と同じような状態で今年も患者さんが増えているため、今後も増加が心配されます。

感染してから症状が出るまでの潜伏期間は2〜4日で、突然38度以上の熱が出て、口の中(上あごからのどの奥)に小さな水ぶくれができます。熱は2〜4日でさがり、他の症状も一週間ほどでおさまりますが、口の中の水ぶくれが破れると痛みがでて食事や水分が十分にとれなくなることがあります。脱水症状を起こしやすくなるため、ぐったりしているときには、医療機関を受診しましょう。

ウイルスが原因ですが、効果的な治療薬はないため、つらい症状を和らげるための対症療法が中心となります。そのため予防が大切です。咳やくしゃみ、唾液、便の中にウイルスは含まれており、このウイルスは主にお腹(腸)の中で増えます。治った後も3〜4週間は便の中に排出されるのでその間も感染しないように、トイレの後や、おむつ替えの後、さらに食事の前には石けんでの手洗いとうがいをしっかり行い、予防しましょう。


宮崎県衛生環境研究所
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