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宮崎県感染症情報センター

こども感染症情報33号

RSウイルス感染症に注意しましょう。(8月13日〜8月19日)

前週に比べ、RSウイルス感染症の患者さんが増えました。主に冬季に流行がみられますが、昨年はこの時期から患者さんが急に増えました。暑い時期でも患者さんが増えることがあるため乳幼児では注意が必要です。

ウイルスによる呼吸器の感染症で、3歳までにはほとんどの子どもが感染します。4〜5日の潜伏期間後、鼻水、咳、38〜39度の発熱など風邪の症状が現れ、通常1〜2週間で治ります。6ヵ月未満の赤ちゃんは、急激に悪化し、気管支炎や肺炎などを引き起こし、重症化することもあるので、特に注意が必要です。痰が詰まったような咳やゼーゼーとのどが鳴るなどの症状がみられたら早めに医療機関を受診しましょう。

感染力が強く、免疫ができにくいため繰り返し感染しますが、何度もかかるうちに徐々に免疫ができて症状は軽くなります。患者さんの咳の飛沫を吸い込んだり、ウイルスが付着した手指や物を介して感染します。

予防はかぜやインフルエンザと同様で、外出後の石けんでの手洗い、うがいを必ず行いましょう。また、バランスの取れた食事を摂り、十分な睡眠と規則正しい生活を心がけましょう。


宮崎県衛生環境研究所
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