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宮崎県感染症情報センター

こども感染症情報35号

はしか(麻しん)に気をつけましょう。(8月27日〜9月2日)

はしかの報告が1例ありました。はしかは子どもだけでなく大人も感染します。全国で報告されている患者さんの約半数は20歳以上の成人です。

主な症状は、発熱、発しん、咳、鼻水、目の充血などですが、肺炎、脳炎といった重い合併症を発症することもあります。主に空気感染し、感染力がとても強く、また特別な治療法がないため予防が重要になります。

唯一の予防方法は予防接種を受けることです。自分自身を守るだけでなく、周囲にも感染を広げないためにも予防接種は有効です。

予防接種は1歳児(第1期)と小学校入学前の1年間(第2期)に、2回接種することになっています。また、中学1年生と高校3年生に相当する年齢の人は24年度まで無料で受けることができます。1回接種では免疫が不十分なこともあるので必ず2回接種しましょう。大人も感染するので、今までに予防接種を受けたことがない、もしくははしかに感染したことがない方は、医療機関に相談し接種を検討しましょう。日本だけでなく、海外でも流行している地域もあるので注意しましょう。

引き続きRSウイルス感染症の患者さんが増えました。特に小さい子どもさんは気をつけましょう。


宮崎県衛生環境研究所
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