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宮崎県感染症情報センター

こども感染症情報39号

手足口病に気をつけましょう。(9月24日〜9月30日)

手足口病が流行警報レベル開始基準値を超えました。

この病気はウイルスに感染することで起こり、3歳以下の子どもたちが多く感染します。手のひらや足の裏、口の中、おしりなどに白っぽい水ぶくれができ、口の中の水ぶくれは痛みがあり、痛みのため、食欲がなくなることが多いのですが、体にできた水ぶくれはかゆみや痛みがなく、しばらくすると破れることなく乾燥し消えていきます。熱が出ることもありますが、それほど高くはなりません。

咳、くしゃみによる飛沫感染、水疱の内容物や便の中に含まれるウイルスに接触することで感染します。治った後も1〜4週間はウイルスが便の中に排出されるのでオムツ交換やトイレの後は石けんで手を洗い感染予防に努めましょう。

RSウイルス感染症の報告が再び増えました。2歳以下の小さい子どもさんは特に注意しましょう。

どちらの病気も特別な治療方法はなく、つらい症状を和らげるための対症療法が中心となるため、予防が大切です。咳エチケットに努めるとともに、積極的な手洗いうがいにより予防しましょう。


宮崎県衛生環境研究所
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