嘔吐下痢症(感染性胃腸炎)が引き続き増加しました。(11月19日〜11月25日)
嘔吐下痢症(感染性胃腸炎)の報告が前週の約1.4倍に増えました。小林市周辺で患者さんが特に多く、県内ほぼ全域で増加しています。5歳以下の子供たちが全体の約6割を占めており、成人の報告も増加してきました。
県内では例年同時期の約3倍の報告数で、過去10年で2番目に多く、全国でも過去10年で2番目に多い報告数となっています。
感染を予防するためには、石けんと流水による手洗いが最も重要です。おむつ交換やトイレの後、調理や食事の前には石けんで手を洗いましょう。嘔吐物や便を処理するときには、使い捨ての手袋、マスク、エプロンを着用し、汚物はペーパータオル等を利用して拭き取りましょう。汚れた床や畳なども漂白剤を染み込ませたペーパータオル等で拭きましょう。その汚物等はビニール袋に入れ密閉し、燃えるゴミとして処理しましょう。最後に忘れず手を洗いましょう。
冬に増加する、溶レン菌感染症、水ぼうそう(水痘)の患者さんも増えてきました。インフルエンザの流行はまだのようですが、ワクチンで予防できる感染症は接種を検討し、予防しましょう。