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宮崎県感染症情報センター

こども感染症情報2012年48号

嘔吐下痢症(感染性胃腸炎)が引き続き増加しました。(11月26日〜12月2日)

嘔吐下痢症(感染性胃腸炎)の報告がさらに増えました。前週より減少した地域もありますが、県内すべての地域で流行しています。ウイルスによる感染性胃腸炎には効果的な治療薬がないため、予防が肝心です。感染しないように石けんによる手洗いを積極的に行い、予防に努めましょう。また、患者さんが発生した場合は、嘔吐物等による周りの人への感染を防ぐことが大切です。

インフルエンザの県内での報告は少ないですが、全国では報告が増加している地域もあります。予防する有効な方法は、食事の前や帰宅後のうがいと石けんでの手洗い、バランスのよい食事と十分な休養に加え、予防接種をうけることです。

インフルエンザのワクチンは接種してから抗体が出来るまでに約2週間かかります。また13歳未満は2〜4週間の間隔をおいて2回接種しなければなりません。必要に応じ早めにワクチン接種をしておきましょう。また、持病、卵や鶏肉のアレルギーをお持ちの方は事前に医療機関に相談しましょう。ワクチンを接種することで、インフルエンザの症状を軽くしたり、肺炎や脳炎などの重い合併症を防ぐ効果が期待できます。

また、冬に増加する溶レン菌感染症、水ぼうそう(水痘)の患者さんも引き続き増加しています。


宮崎県衛生環境研究所
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