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宮崎県感染症情報センター

こども感染症情報2013年14号

プール熱(咽頭結膜熱)に注意しましょう。(4月1日〜4月7日)

前週に比べ咽頭結膜熱の報告が増えました。咽頭結膜熱はプール熱ともよばれ主に夏期に流行するウイルス性の感染症です。このウイルスは感染力がとても強く、かかった人の咳やくしゃみのしぶきや、唾液に含まれるウイルスを吸い込んだり、ウイルスが付着したものを介して感染します。昨年秋から例年より多い状態が続いています。感染すると39度前後の熱が出て、のどの痛み(咽頭炎)や目の炎症(結膜炎)が起こります。原因ウイルスに効果的な治療薬はなく、症状を和らげるための対症療法が中心となるため予防が大切です。石けんでの手洗いとうがいをしっかり行い予防しましょう。その際患者さんが触れたタオル等から感染が広がることもあります。タオルの共用は止めたり、使い捨てのペーパータオル等を利用するなどしましょう。

引き続き風しんの報告がありました。県内では成人の報告が多いのですが、子どもも予防接種を受けていないと感染する可能性があります。風しんはワクチンによる予防が最も重要です。風しんに感染したことがない、予防接種を受けたことがない、もしくはどちらも不明な方、特に将来妊娠を予定されている方や、現在妊娠中の方の同居家族の方は、早めに予防接種を検討しましょう。


宮崎県衛生環境研究所
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